トヨタは現在、「自動運転レベル2」(条件付き運転自動化)に相当するシステムとして「Advanced Drive」を提供している。
Advanced Driveは、「LEXUS-LS」やFCEV(燃料電池自動車)の「MIRAI(ミライ)」に搭載されており、高速道路などで特定条件下において「ハンズフリー」(手放し運転)が可能となる。
ただし、Advanced Driveについては利用が一部制限される高速道路もある。そのような情報はどのように調べればいいのか。
【参考】自動運転レベル2については「【最新版】自動運転レベル2の要件や定義、機能を解説」も参照。
■Advanced Driveを利用できる道路は?
Advanced Driveに対応している道路は、トヨタの以下のページで確認できる(最新のソフトウェアバージョンでAdvanced Driveを利用する場合の対象エリア)。
▼Advanced Drive対応エリアマップ
https://toyota.jp/teammate/map/?padid=from_teammate_map_navi_map
マップを見てみると、青で表示されている高速道路と黒で表示されている高速道路があるのが分かる。青は「Advanced Driveが利用できる高速道路」で、黒は「Advanced Driveが一部制限される高速道路」となっている。
ただし、対象区間においては「上下線の片側のみ支援対象の場合が含まれます」「支援対象区間は道路工事などにより変更される場合があります」と注意書きがある。
また同ページでは「道路状況、交差点の形状、車両状態、天候状態、夜間およびドライバーの操作状態等によっては、システムが正しく作動しない場合があります」と説明されている。
■Advanced Driveの搭載は今後拡大するはず
日本においてはホンダが自動運転レベル3の市販車を1車種発売しているが、まだまだ業界における主戦場は「レベル2」だ。Advanced Driveが搭載されたトヨタの車両はまだ一部車種のみだが、今後、さまざまなモデルに搭載が広がっていくとみられる。
今後、Advanced Driveが搭載されたトヨタの車両を購入する予定がある人は、ぜひ一度「Advanced Drive対応エリアマップ」を開いてみてほしい。
【参考】関連記事としては「トヨタの自動運転戦略(2022年最新版) 車種や価格は?レベル3〜4はいつ実現?」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)