空飛ぶクルマ開発のテトラが、飛行試験動画を公開!JAXAとの共同研究も

2025年の実用化へ採用活動も強化



空飛ぶクルマを開発している東京大学発スタートアップのテトラ・アビエーション株式会社(本社:東京都文京区/代表取締役社長:中井佑)。2020年2月にアメリカで実施された国際航空機開発コンペ「GoFly」における唯一の受賞企業だ。

そんなテトラ・アビエーションが福島ロボットテストフィールドでの機体の飛行動画を公開した。動画は以下の通りだ。


2分弱の動画では、最初の構想段階から、ホームセンターで集めた資材で作られた試作機がハーフサイズ、フルスケールと徐々に進化を遂げ、失敗を重ねながらも試作機作りと実験を繰り返す2年間のストーリーが見られる。

機体が安定して浮遊している様子や国際航空機開発コンペ「GoFly」で受賞した際の様子も見られる。

■JAXAとの共同研究もスタート!

テトラ・アビエーションについては今後、さまざまな企業や団体と共同で研究を進めていく第一歩として、JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究を進めていくことも決まっている。


都会の上空飛行も想定しているテトラ・アビエーションは静音性を重要な観点の1つと考え、「ダクテッドファン」という円形型のダクトの中でプロペラ状のファンを回転させる研究を、JAXAとともに進めていくという。

テトラは2025年に空飛ぶクルマの実用化を目指しており、採用活動も強化している。以下が報道発表で添えられていたメッセージだ。

「テトラ・アビエーション株式会社は、社員ひとりひとりの個性を最大限に発揮してもらうことがイノベーションの創出と会社の発展に不可欠であると考えています。そして、民族、性別、障害の有無、宗教・信仰、性的指向、年齢に関係なく、募集要項を満たすすべての方々からの応募を歓迎します」

関心がある人はぜひエントリーを検討してみてはいかがだろうか。



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