観光需要やインバウンドの増加に伴い、タクシー不足が深刻な問題になっている。そのため、タクシー業界ではドライバーを大々的に募集している。
この記事では、タクシードライバーという職種について詳しく説明する。現在特に必要とされている仕事のため、給与は高くなっている傾向にあり、入社祝い金を支給しているタクシー会社もある。タクシードライバーに転職するなら今がチャンスだ。
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記事の目次
■タクシードライバー・運転手では誰でもなれる?
タクシードライバーは学歴や性別、年齢、経験を問わず、必要な資格やスキルを取得することでなることができる。アルバイトでの雇用の場合は、学生でも可としていることもある。
年齢の上限もなく、「シニアドライバー歓迎」と募集要項に記載があるタクシー事業者も多が、65歳の定年制などを設けている会社もある。定年後も、再雇用で働き続ける人も多くいるようだ。そのため、どんな人でも働けるチャンスがある。
ただし必ず「普通自動車第二種運転免許」を取得しないと、タクシードライバーとして働くことはできない。
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■タクシードライバー・運転手は「未経験」でもなれる?
タクシードライバーの求人は、「未経験可」としていることがほとんどだ。タクシードライバーや送迎ドライバー、バスドライバーなどの経験があれば優遇される場合もある。
【参考】関連記事としては「タクシードライバー・運転手の求⼈・募集情報の調べ方は?」も参照。
■タクシードライバー・運転手に必要な資格は?
前述したように、タクシードライバーとして勤務をするためには二種免許の取得が必須だ。二種免許をまだ取得していない場合、タクシー事業者が資格取得費用を負担していることが多い。
二種免許とは
二種免許は、タクシーやバスなどの営業用旅客自動車を運転するための免許だ。一種免許との違いは、「お客を乗せて走ることができるかどうか」という点になる。
二種免許には大型・中型・普通・大型特殊・牽引の5種類があり、タクシードライバーとして稼働するためには普通二種免許を取得する必要がある。なお中型二種免許や大型二種免許を所有していれば、普通二種免許も兼ねることできる。
二種免許の取得方法は?
特別な教習を修了すると、19歳以上であり、普通免許等を受けていた期間が通算して1年以上あれば、二種免許の運転免許試験を受けることができる。また視力、聴力、深視力などが条件を満たしていることも条件となる。
普通二種免許の取得は一種免許と同様、学科試験と技能試験(実技試験)の2つを受ける必要がある。二種免許は一種免許と違い、お金を取ってお客を乗せて運転することになる。そのため一種免許より高度なレベルの知識や運転技術が求められる。
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【参考】関連記事としては「タクシードライバー・運転手に転職する方法は?仕事はキツい?」も参照。
■タクシードライバー・運転手に向いている人は?
どんな人がタクシードライバーに向いているのか、主な項目を4つ紹介する。
運転が好きな人
当然のことながら、仕事中は車に乗って運転をし続けることになる。安全走行が大前提だが、運転が好きな人は長時間の運転もそれほど苦にならないかもしれない。また色んな道を走ったり開拓したりといった好奇心旺盛な人にも向いている。ただし健康管理には日々努めよう。
人と話すのが好きな人
特に観光客などには、おすすめの観光スポットや飲食店を聞かれることも多く、車内で会話する機会も多い。車内でのサービス向上により、ユーザーの乗車満足度が高まる。お客さんに喜んで欲しい、満足のいく旅にしてほしい、といったサービス精神があり、楽しい会話や丁寧な接客ができる人はタクシードライバーに向いていると言える。
かと言って、必ず車内で会話をしないといけないというわけではない。最近はタクシーアプリを利用している人が増えているため、目的地の確認や運賃の精算のやり取りが不要になっている。もちろん、乗客の満足度アップのために快適な乗車を提供するのは前提にあるが、何かを営業するといったことは不要だ。
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頑張った分だけ収入がアップすることにやりがいを見出す人
歩合制を採用しているタクシー会社がほとんどのため、働けば働くほど収入が増える。特に観光地ではタクシー不足が深刻のため、ベースとなる賃金が高く設定されていることが多い。年齢問わず高収入を得たいという人にはうってつけの仕事だ。
収入アップには週末や夜間の勤務が効果的だが、タクシー会社によっては平日も週末もシフトが組まれる場合もある。シフト形態については入社前によく確認しよう。ただし平日の日中のみというシフトを組める場合もあるため、女性のドライバーも増えているようだ。
仕事上の人間関係・上下関係に疲れている人
一般的な企業では部署やチームで動くことが多く、上司や同僚とのやり取りに疲弊している人もいる。タクシードライバーは基本的に個人で稼働するため、人間関係の悩みは他の業種より少ないと言われている。
■【まとめ】未経験者歓迎の業界に飛び込もう
タクシードライバーの需要が増えるに伴い、高収入を得るドライバーも急増している。中には月収100万円ほどを稼ぐ人もいるという。タクシードライバーは年齢を問わないことが多く、長く働ける職種として人気だ。法人タクシーで経験を積んで、ゆくゆくは個人タクシーを開業するという方法もある。
転職を考えている人は、選択肢にタクシードライバーを加えてみるのをおすすめする。
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【参考】関連記事としては「タクシードライバー・運転手になるには?資格は必要?年齢制限はある?」も参照。