自動運転求人、前月比62.2%減の1万1,448件 2024年3月調査

MaaS関連求人は44.2%減の1,146件



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年3月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。


■自動運転:前月比62.2%減の1万1,448件

「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2024年3月末時点で、前月比62.2%減、前年同月比65.6%減の1万1,448件だった。Indeedの件数が大幅減となり、全体の件数に影響した格好。一方、ほかの5サイトの合計では大きな変動はない。

主要転職サイト別では、Indeedが前月比80.2%減の4,649件、dodaが同2.9%増の4,721件、リクナビNEXTは同4.4%減の1,786件、マイナビ転職が同1.9%減の154件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同25.0%減の60件だった。

■SEの求人が変わらず目立つ状況

自動運転に関する求人案件では、技術開発のためのSE(システムエンジニア)の求人が変わらず多く見受けられる。一方、行政に向けた提案立案などに関連するポジションを募集する案件もある。


■MaaS:前月比44.2%減の1,146件

「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2024年3月末時点で、前月比44.2%減、前年同月比68.3%減の1,146件だった。MaaS関連もIndeedの件数の急減が影響した。

主要転職サイト別では、Indeedは前月比84.1%減の187件、dodaが同14.6%増の684件、リクナビNEXTが同3.5%減の251件、マイナビ転職は同25.0%減の9件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同66.7%増の5件だった。

MaaS関連では、MaaSサービス・アプリの「システム開発」「事業開発」「営業」など、実用化や商用展開が進んでいる状況を反映し、求人職種が多様化している印象だ。


【参考】関連記事としては「自動運転求人、前月比18.7%増の3万293件 2024年2月調査」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事