タクシー配車アプリ最大手の「GO(ゴー)」を利用する場合、領収書はどのような流れで受け取るのだろうか。また、タクシーチケットは使用できるのだろうか。
現在46都道府県でサービスを展開しているGOは、最も使い勝手の良いタクシーアプリだと言える。ビジネスでタクシーを利用するシーンも想定しながら、詳しく説明する。
GO
【参考】関連記事としては「GOタクシーアプリの使い方・予約方法は?クーポンはどこで入手できる?」も参照。
記事の目次
■GOでタクシーを利用して領収書はもらえる?
領収書の発行方法は、車内決済とGO Payで異なる。
車内決済の場合
車内決済の場合は、車内で乗務員から受け取る。車内決済とは、各タクシー会社所定の方法にて支払う方法で、対応している支払い方法はタクシー会社によって異なる。
GO Payの場合
GO Payは降車時の支払いとレシートの受け取りが不要になるサービスで、事前にクレジットカード、d払い、PayPayのいずれかを登録しておく。アプリからの配車のほか、流しのタクシーの乗車での支払いにも利用できる。
GO Payでの支払いの領収書は、アプリのメニュー画面から「利用履歴・領収書発行」をタップし、確認・発行ができる。領収書の発行は、登録されているメールアドレスを確認し、宛名を入力後、PDF形式でメールに添付し送信される。紙の領収書が必要な際は、各自で印刷する必要がある。
■インボイス制度には対応している?
GOでは2023年10月1日の乗車分から、原則としてインボイスが発行されるようになった。GO加盟タクシー車両のほとんどが、登録事業者になる見込みだ。決済方法により、発行主体が異なる。
車内決済の場合
各タクシー会社の登録番号が印字された領収書(インボイス)が、車内で発行される。
GO Payの場合
アプリからGOの登録番号が印字された電子領収書(インボイス)が発行される。
なお流しで乗車したタクシーがインボイス非登録事業者であった場合、GOアプリから領収書は発行できない。タクシー車内で領収書(非インボイス)が発行される。
GO社のインボイス登録番号は?
GO株式会社の適格請求書発行事業者登録番号は、「T2011501015896」となっている。
■「GOチケット」とは
GOチケットは、アプリで利用可能なタクシーチケットだ。法人向けサービス「GO BUSINESS」で発行できる。紙のタクシーチケットは、使用期限の管理や、納品や利用実績の確認に時間がかかっていた。デジタルチケットのGOチケットを活用することで、この問題を解決できる。
GOチケットの発行はGO BUSINESSの管理画面で行う。チケットの受け渡しは、発行したコードまたはURLをメールなどで送信するだけなので簡単だ。受け取ったGOチケットはアプリで登録し、タクシー乗車時の支払いに使うことができる。
1回の乗車につき1つのタクシーチケットを選択して利用する。タクシー利用料がチケットの額面を超える場合の差額分は、アプリで決済方法を指定する。逆に利用料がチケットの額面を下回った場合は、お釣りが出ないため注意が必要だ。繰越利用は不可となっている。
■GOタクシーでタクシーチケットは使用できる?
一般的に発行されている紙のタクシーチケットについては、車内決済を選択した場合に限り、タクシー会社によっては利用可能な場合がある。
使用できるチケットの種類はタクシー会社により異なるため、事前に確認した上でタクシー会社を指定し、配車依頼をするという流れになる。どのタクシー会社がどんな種類のタクシーチケットに対応しているかについては、乗車前に確認が必要だ。
■【まとめ】GOをビジネスでの移動にも利用しよう
GOは、現在46都道府県で展開しているナンバーワンタクシーアプリだ。即時配車のほか、先の配車を予約できる「AI予約」や、混雑時間帯に空車が見つかり次第自動手配する「優先パス」、ドアの間口が広く乗り降りしやすい車両を指定できる「こだわり条件」など、さまざまなサービスを提供している。
インボイスや領収書、タクシーチケットにも対応していることで、ビジネス利用もしやすい。アプリをダウンロードしておけば、普段の移動のほか出張の際などにも安心だ。東京では高級ワンボックス車による「GO PREMIUM」というサービスも行っているため、顧客の送迎などでも活用できる。
GO
【参考】関連記事としては「GOタクシーアプリの使い方・予約方法は?クーポンはどこで入手できる?」も参照。