「海中旅行」の事業開発を手がける株式会社シーバルーン(本社:東京都港区/代表取締役:米澤徹哉)は2021年1月6日までに、海中のコースに沿って自動運転で稼働する「SEA BALLOON(シーバルーン)」の製造に着手することを発表した。
シーバルーン社は、SEA BALLOONを使った海中旅行事業の展開を目指しており、ZOZO元社長の前澤友作が設立した「前澤ファンド」の出資・支援を受け、本格的に製造の着手に至ったという。出資額は明らかにされていない。
報道発表によれば、SEA BALLOONは水深100メートルまでの海中で旅行ができる5人乗りの次世代潜水船となる見込みだ。普段着のまま子どもから高齢者まで誰もが海中旅行を楽しめるようする。また海中においても通信が可能な仕様にするという。
■シーバルーン社とは?
シーバルーン社は「海を日常に」を理念に掲げる2016年11月創業のベンチャー企業だ。2019年6月には記者発表会を開き、SEA BALLOONのデザイン模型を初披露した。
すでに世界的な潜水艇メーカーのTriton Submarinesと業務提携し、SEA BALLOONの設計を進めてきたという。製造に向けた最終設計と検証は完了しており、現在は海中旅行の展開に向け、旅行会社のJTBやANAセールスとも協議を進めているという。
■水中観光が身近に?前澤ファンドが期待!
前澤ファンドの代表である前澤氏は今回の報道発表に合わせ、「僕の好奇心とチャレンジ魂が全開になりました」とした上で、「多額の投資にはなりましたが、この大きな挑戦に乗っからせていただくことにしました」とメッセージを寄せている。
自動運転による潜水艇での海中旅行や水中観光が可能となれば、海中レストランや海中ウェディングなどといった新しいビジネスやアクティビティも合わせて誕生するかもしれない!?
【参考】関連記事としては「自動運転船(自動運航船)の現状は?必要技術は?取り組み企業は?」も参照。