社用車ライドシェアが社内コミュニケーション活性化!? 萩原エレクトロニクス社が実験

注目のブロックチェーン技術を活用



電子デバイス・ソフトウェア開発を手掛ける萩原エレクトロニクス株式会社(本社・愛知県名古屋市/代表取締役社長・森武彦)は2018年4月17日、ブロックチェーン技術を用いた社用車ライドシェア(相乗り)サービスに関する実証実験の実施結果について発表を行った。


実証実験は社用車の効率的な活用などを目的として、2018年3月に実施された。実験対象となった社用車ライドシェアサービスは、行き先が同じ社員をマッチングさせるというもの。スマートフォンのアプリ上で社員同士がメッセージを交換し、相乗り予約を相互に行う仕組みだ。

【参考】報道発表によると、実証実験は商号変更・会社分割前の「萩原電気株式会社」において実施された。萩原電気株式会社は現在の「萩原電気ホールディングス株式会社」。

実証実験として実施した社用車ライドシェアサービスの導入により、日頃から接点のない社員同士が同じ車内で同じ時間を共有しながら一緒に移動することで、社内コミュニケーションが活性化することにつながったという。また移動の利便性が向上したことや経費削減の効果もあったようだ。

今回のライドシェアサービスでは、ビットコインなどの仮想通貨を発行する基盤技術として知られる「ブロックチェーン技術」が活用されている。


ブロックチェーン技術を活用し、ライドシェアサービスの活用に仮想通貨を導入するための仕組み=出典:萩原エレクトロニクス株式会社

社員がライドシェアサービスを利用すると、このサービス独自の仮想通貨「カラードコイン」を得ることができ、利用すればするほどカラードコインが貯まっていく仕組みだ。例えばカラードコインが貯まることで特典などが得られれば、サービスの利用が社員の間で一層促進されることも期待されそうだ。

同社はブロックチェーン技術のさらなる開発や応用サービスの展開も視野に、事業展開を行っていくという。実証実験の第2弾として、IoTシステムと連携したサービスの検証にも取り組んでいく予定だ。

【参考】萩原エレクトロニクス株式会社が実施した社用車ライドシェアサービスの実証実験に関する詳しい内容は「プレスリリース」を参照。



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