自動運転車の安全性確保に向けた「改正道路運送車両法」(道路運送車両法の一部を改正する法律)が2019年5月17日、参議院で全会一致で可決され、成立した。
現行の道路運送車両法は自動運転車を想定した内容になっていないが、このたび改正道路運送車両法が成立したことで、自動運転車の設計・製造・使用などの各過程で安全性を確保するための制度を今後整備する準備が整った形となる。
▼道路運送車両法の改正内容の主な点は下記
- 保安基準対象装置への自動運行装置の追加
- 自動車の電子的な検査に必要な技術情報の管理に関する事務を行わせる法人の整理
- 分解整備の範囲の拡大及び点検整備に必要な技術情報の提供の義務付け
- 自動運行装置等に組み込まれたプログラムの改変による改造等に係る許可制度の創設
国会では現在、自動運転に関する関連法案として、「改正道路交通法案」(道路交通法の一部を改正する法律案)も衆議院で審議されている。
【参考】関連記事としては「【解説】自動運転解禁への道路交通法と道路運送車両法の改正案の概要」も参照。
【解説】自動運転解禁への道路交通法と道路運送車両法の改正案の概要 https://t.co/7Kh38pOjXl @jidountenlab #自動運転 #道路交通法 #改正案
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) March 10, 2019