アップル、自動運転部門を大幅縮小か エンジニアら190人解雇へ

安全面で懸念、開発の出遅れ感否めず



米アップルが自動運転プロジェクト「タイタン」に携わる従業員190人を解雇する予定であることが分かった。自動運転プロジェクトを縮小させる可能性がある。2019年3月1日までに、地元日刊紙「サンフランシスコ・クロニクル」が報じた。


解雇はカリフォルニア州サンタクララとサニーベールで4月16日付で実施されると伝えられた。解雇されるのは、エンジニアリングプログラムマネージャーとハードウェアエンジニア、製品設計エンジニア、ソフトウェアエンジニアらとみられている。

この解雇については過去にも報道があり、アップルの広報担当者は2019年1月の時点でこの計画を認めた上で、今後の自動運転については継続する方針を示唆していた。

アップル社は2018年、自動運転車の実証実験の走行距離を前年より100倍近い7万9745マイル(12万8400キロ)まで増やしていたが、人間の介入回数においては先行するグーグル系ウェイモなどと比べて非常に多く、安全面に関する技術開発の出遅れを指摘する声も出ていた。

【参考】関連記事としては「自動運転”Appleカー”の試験走行距離、1年で95.1倍に!米カリフォルニアで」も参照。



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