自動運転タクシーの公道営業走行などで注目を浴びている自動運転ベンチャーの株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)は2018年9月5日までに、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」について報道発表を行った。
CarriRoは同社が販売している台車型物流支援ロボット。発表によれば、最初の試験運用に最適なエントリーパッケージとして自律移動モデル1台、追従モデル2台の計3台を月額10万円(5年リース)で提供を開始する。
2018年11月より出荷を開始するCarriRo自律移動モデル登場に伴い、利用シーンが飛躍的に広がる展開を見据え、このエントリーパッケージを提供する運びとなった。先導車1台、追従モデル2台を後続車として使うことで3台の無人隊列搬送が可能となり、倉庫などでも作業性の向上が図れる。
例えば、人の作業が伴うピッキング時には追従モデルを、積み下ろしの必要のない場合は自立移動モデルを、というような異なる状況に応じて臨機応変に活用できることもメリットだ。
CarriRoの導入企業からは、ピッキング業務の効率化や作業負荷の軽減などにつながると好評な声も多くあがっている。倉庫内などにイノベーションをもたらしてくれるロボットとして、今後のさらなる進化も一層期待されている。
【参考】CarriRoについては「【ZMP特集#6】常識外の台車 自律走行を実現 デモは卒業、商業化へ—AI自動運転最前線・イノベーション・自動車革命|自動運転ラボ」も参照。