パーソルテクノロジースタッフ、自動運転開発などに有用な「モデルベース開発」技術者を養成

効率化の秘策、1年で人材需要3.8倍

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人材派遣・職業紹介事業を手がけるパーソルのグループ企業で、ITやものづくりエンジニアの人材派遣・紹介を専門とするパーソルテクノロジースタッフ(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:礒田 英嗣)は2018年10月28日までに、自動車業界を軸にしたモデルベース開発エンジニアを育てるための育成カリキュラムを開始したと発表した。

モデルベース開発は、シミュレーション技術を活用して開発工程を改善することで品質や開発速度を向上することが可能だ。自動運転やコネクテッドカーなどの次世代技術の開発競争が激しい自動車業界でも導入が進む。

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同社は、モデルベース開発エンジニア派遣に関する問い合わせ件数が1年で約3.8倍に増加したとしている。

モデルベース開発エンジニアの育成では、まず「MATLAB」と「Simulink(シミュリンク)」の基本操作から学んでいく。「MATLAB」とは数値解析のためのソフトウェアであり、「Simulink」とは「MATLAB」環境によって動作する制御論理システムだ。

基本操作を学んだあとは自動運転分野での実践的な例題を解く。システムやアルゴリズムのモデリングを行ったり、設計検証の方法などを学んだりし、即戦力となるエンジニアを育成する。

育成カリキュラムの受講者は4半期ごとに選び出され、2020年度には関東や東海、関西のエリアで実務レベルに達した100名のモデルベース開発エンジニアを輩出することを目標としている。

近年急速に発展を続け、高性能化・多様化が進む自動運転技術開発分野。机上で技術を実証し、早い段階での量産につなげることができるモデルベース開発エンジニアは、実証実験に膨大な時間と費用がかかる自動運転技術開発の分野では非常に重宝される人材だ。

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