トヨタ出資の未来創生ファンドに「3号」!次なる自動運転関連の投資先は?

過去にティアフォーやMay Mobilityに投資



スパークス・グループ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:阿部 修平)は2021年8月6日までに、未来創生3号ファンドを設立し、トヨタ自動車が1号ファンドと2号ファンドに続いて出資者として参画することを発表した。







1号と2号の未来創生ファンドでは自動運転関連企業への投資も行われており、3号ファンドの投資先についても注目が集まる。

■2021年10月から運用スタート、目標規模は1,000億円

未来創生3号ファンドは、スパークス子会社のスパークス・アセット・マネジメントをファンド運営者とし、トヨタと三井住友銀行を加えた3社で総額150億円ほどを出資する。

2021年10月から運用をスタートし、2022年3月ごろに投資家から追加出資を募り、最終的に総額1,000億円規模のファンドを目指すという。

投資分野は「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」「電動化」「新素材」「カーボンニュートラル」の6つ。「知能化技術」「ロボティクス」「電動化」はいずれも自動運転技術に関連する分野だ。

ちなみに3号ファンドの基本理念は以下の3点だという。

  • 未来社会に向けた成長を牽引しうる技術を有する企業や事業を対象に、出資を通じた育成をはかり、イノベーションの加速に貢献
  • 発掘した企業群でポートフォリオを組む事により、未来を拓く「新たな力」を見える化し、世界に発信
  • カーボンニュートラルの実現により、持続可能な未来に貢献
■未来創生ファンドの自動運転関連での投資実績

未来創生ファンドのこれまでの投資先の中で自動運転技術が絡む企業としては、米国企業のMay MobilityやLocal Motors、日本企業のティアフォーやWHILL(ウィル)、AISing(エイシング)が挙げられる。

May Mobilityは、自動運転シャトルバスを開発・展開している2017年設立の米スタートアップだ。都市部の渋滞や地方都市の移動サービスの脆弱さといった課題を解決しようと取り組んでいる。Local Motorsは2007年設立の企業で、自動運転シャトルバス「Olli(オリー)」を提供している。

名古屋大学発スタートアップのティアフォーは自動運転OS「Autoware」を開発している企業。2016年設立の岩手大学発のAIベンチャーAISingは、「エッジAI」の研究・開発をしており、自動運転技術への貢献も視野に入れている。

2012年創業の日本のWHILLは「すべての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションのもと、自動運転パーソナルモビリティの製造・開発・販売をしている。いわゆる自動運転車椅子のようなモビリティで、2020年6月に羽田空港で導入が決まった。

■【まとめ】ベンチャーの可能性を未来につなぐ

自動運転関連で確かな技術を持ちながら、資金を必要としているスタートアップやベンチャーは少なくない。企業の可能性を未来につなぐ未来創生3号ファンドの動きに、今後も要注目だ。

▼スパークス・アセット・マネジメント公式サイト
https://mirai.sparx.co.jp/
▼未来創生ファンド投資実績
https://mirai.sparx.co.jp/investment/

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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