東京メトロのMaaSアプリ「my!アプリ」が登場!リアルタイムの運行情報など確認可能に

いずれは現在の東京メトロアプリと統合



出典:東京メトロ・プレスリリース

東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区/代表取締役社長:山村明義)=東京メトロ=は9月2日までに、MaaS機能を実装した無料の新アプリ「東京メトロmy!アプリ」を公開した。

この新アプリは、東京の大都市型MaaSの取り組み「my!東京MaaS」の一環で、「移動のしやすさの追求」「健康応援」「ビジネス加速」「東京を楽しむ」などがコンセプトだ。


出発地から目的地までのスムーズで連続性の高い移動を実現し、デザインも一新された。リアルタイムの運行情報や列車の走行位置も分かるようになったという。

ちなみに時期は未定だが、いずれはすでに提供されている「東京メトロアプリ」と統合されるという。

出典:東京メトロ・プレスリリース
■マルチモーダルな経路検索にも対応

マルチモーダルな経路検索にも対応する。タクシー配車アプリの「JapanTaxi」や「S.RIDE」、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」や「bike share service」と連携し、経路検索の結果から各アプリを起動できるようになるという。

例えば、経路検索でタクシーの経路が表示された際に「タクシーを呼ぶ」ボタンをタップすると、タクシーアプリの起動画面で「JapanTaxi」か「S.RIDE」のアプリを選択できるようになる。


仮にS.RIDEを選択した場合、出発地から目的地までのルートがS.RIDEのサービス範囲内であれば、ワンスライドでタクシー配車が可能となる。

■【まとめ】国内でも続々と登場しているMaaSアプリ

日本ではすでに多くのMaaSアプリが登場している。例えば、小田急電鉄の「EMot」や拘束バス会社が展開する「WILLERS」などだ。こうしたMaaSアプリが普及すれば、各地での移動がぐっと便利になる。

いまは実証実験中のアプリも多いが、いずれはシェア獲得競争も本格化しそうだ。

【参考】関連記事としては「MaaS(マース)の基礎知識と完成像を徹底解説&まとめ」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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