パイオニアのカーナビ、対話型AI搭載へ!?米Cerenceとタッグ

「移動体験を次のレベルへと大きく変革」



出典:パイオニア・プレスリリース

カーナビ大手のパイオニア株式会社(本社:東京都文京区/代表取締役:矢原史朗)は2021年6月11日までに、車載向けの音声認識技術を手掛ける米Cerence(セレンス)と戦略的パートナーシップ契約を締結したこと発表した。

AI(人工知能)を活用した安全で拡張性の高い製品やサービス開発を、モビリティ向けに行っていくという。







報道発表では「直感的かつインテリジェントな移動体験を提供するハードウェアとソフトウェアを共同で開発」とも説明されており、パイオニアのカーナビにCerenceの音声認識技術が搭載され、いずれ新製品として日本国内で発売されることも十分に考えられそうだ。

Cerenceのサンジェイ・ダワンCEO(最高経営責任者)は「あらゆる車をインテリジェントで、パーソナライズされたものへと変革させ、車の中にさまざまなデジタルライフをもたらす製品を提供する」と述べている。

パイオニアの矢原史朗社長は「今後はセレンスと一緒に、市販向けに音声HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を活用した前例のない新しい価値を創り出し、移動体験を次のレベルへと大きく変革させていきます」と語っている。

■全世界ドライバーの移動体験に彩りを

Cerenceは、米ニュアンス・コミュニケーションズのオートモーティブ部門から2019年10月に分社化する形で設立された企業だ。対話型AIを自動車メーカーなどに提供しており、モビリティ向けの音声認識技術では高い評価を得ている。

今回はパイオニアとの戦略的パートナーシップに関する発表だったが、トヨタにも音声認識技術を提供していることでも知られており、トヨタの車載向け音声対話サービスでCerenceの技術が活用されている。

音声認識だけではなく、ジェスチャーでフロントガラスに投影された情報を操作する技術も過去に発表しており、車内体験が多様化する自動運転時代を見据え、実にさまざまな視点から技術開発を行っているのがCerenceだ。

こうしたCerenceとパイオニアがタッグを組むという今回の発表。まずは「カーナビ×対話型AI」でどのような革新を起こすのか、注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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