OKIエンジ、自動運転などに使う「中空パッケージ部品」で信頼性試験サービス

部品調達や代替部品の品質確認をワンストップで





沖電気工業(OKI)子会社のOKIエンジニアリング(本社:東京都練馬区/代表取締役社長:橋下雅明)はこのほど、2020年5月15日から自動運転向けの加速度センサーなどとしても使用される「中空パッケージ部品」の調達や代替品選定を代行する「中空パッケージ部品ワンストップ信頼性試験サービス」を開始すると発表した。







「中空パッケージ」の調達から検査までをOKIエンジニアリングが担当することで、企業が自身で行っていた電子部品の調達や代替部品選定時の品質確認などを従来の半分ほどのスピードで完了させることが期待できる。

■そもそも中空パッケージとは?

中空パッケージとは、電子部品を収納するパッケージ内が空洞になっている状態を意味する。すべてのパッケージが中空パッケージなわけではない。圧力センサーや光送受信モジュールを収納する際に中空パッケージが用いられている。

たとえば、圧力センサーはバンパーやボンネットに組み込むことで、歩行者との衝撃が検知できるようになり、事故の被害軽減が期待できる。

こうした中空パッケージ部品は自動運転のためにも使用されることが多く、自動運転業界としても今回のOKIエンジニアリングの新サービスは、注目に値するものと言える。

■新サービスが企業にとって有用な理由

今回のサービスは中空パッケージ部品の調達や代替品選定などを代行するというものだ。こうした部品は普通は企業がメーカーから仕入れる必要があるが、新型コロナウイルスのようにパンデミックや自然災害が原因で従来のルートで部品を調達できなくなると、自社の製造ラインなどに重大な悪影響を及ぼす。

また、ほかのメーカーの部品に切り替えようにも、どのメーカーの部品が優れているかを確認しなければならない。

こうしたときなどにOKIエンジニアリングの新サービスが役立つ。報道発表によれば、部品の調達のほか、電子部品の信頼性試験や中空パッケージ部品の気密性試験、国際規格「MIL-STD-883」が規定する11項目のスクリーニング試験もワンストップで実施可能だという。

■【まとめ】自動運転業界の発展に大きく寄与

OKエンジニアリングは2020年5月8日から、自動運転を含むCASEなどでも使用される26.5GHz高周波測定機器の校正サービスを開始しており、自動運転に発展に関わるサービスを次々と発表している。「中空パッケージ部品ワンストップ信頼性試験サービス」もその一つとして、業界の発展に大きく貢献しそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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