博報堂とやさいバス、資本提携で「MaaS×Eコマース」のさらなる進化へ

行政や企業に呼び掛け、新規事業開発





出典:博報堂プレスリリース

大手広告代理店の株式会社博報堂(本社:東京都港区/代表取締役社長:水島正幸)の新規事業開発組織「ミライの事業室」が、MaaS(Mobility as a MaaS)を活用した地域内経済圏づくりに向け、野菜の生産者と需要者を結ぶ配送物流システムを運営する静岡県のやさいバス株式会社と資本業務提携を結んだ。

2020年2月12日に博報堂が発表した。博報堂側がやさいバス社の株式を取得した形だ。







やさいバス社は2017年3月設立のベンチャー企業で、現在の従業員数は10人。静岡県を拠点に社名と同じ名称の「やさいバス」という共同配送物流システムを運営・展開している。これまで博報堂とはこのやさいバスの本格運用に向けて協業していた。

今回の資本提携の理由について報道発表では「両社がそれぞれの強みを掛け合わせて地域経済の活性化に貢献していくことを目指して、今回の資本業務提携に至りました」と説明されている。

■資本業務提携で両社が取り組んでいくことは?

このやさいバスとは、小売店や飲食店からの注文を受けて収穫した野菜などを生産者がバス停においておき、冷蔵トラックがその野菜を集荷して任意のバス停に配荷し、小売店や飲食店の担当者がそのバス停に野菜などを取りに行くというシステムだ。収穫したその日のうちに農産物を届けることができる。

出典:博報堂プレスリリース

博報堂はこのやさいバスという物流システムの形態について「MaaSとEコマースが融合した地域内経済圏のプラットフォーム」と表現した上で、「大きな活用可能性が見込まれます」を強調している。既に静岡のほか、長野や神奈川、茨城でもサービスの展開がスタートしており、さらに対象エリアを広げていく計画のようだ。

今後は「チーム企業型」でやさいバスを起点とした事業開発に両社で取り組むようだ。企業や行政なども巻き込んでさまざまな商品やサービスも対象としていくようで、「MaaS×Eコマース」「MaaS×サービス」などのさまざまな展開が期待されそうだ。

【参考】関連記事としては「MaaS(マース)の基礎知識と完成像を徹底解説&まとめ」も参照。







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