ANAの「空港アクセスナビ」でチケット決済が可能に!MaaSで新たな取り組み

LINKTIVITYとの連携開始を発表



出典:リンクティビティ社プレスリリース

全日本空輸株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:平子裕志)=ANA=は2020年9月28日までに、ブッキングプラットフォーム事業を展開するリンクティビティ株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役:孔成龍)=LINKTIVITY=と、連携を開始したことを発表した。

検索から予約・決済までのサービスをシームレスに利用者に提供するMaaSの構築に向け、共同で取り組んでいくようだ。







■「空港アクセスナビ」が進化する!

LINKTIVITYは旅行者の利便性向上を目指し、鉄道事業者などに対する乗車券のEチケット化をはじめ、さまざまなプラットフォームの機能開発をしている企業だ。

今回の連携によってANAの航空券を予約した人が、「空港まで」と「空港から先」のルート検索サービス「空港アクセスナビ」から、交通機関や観光施設などのチケットを購入できるようになるという。

取り組みの第1弾として、2020年9月17日から東京メトロと都営地下鉄全線が乗り放題となる旅行者向け企画乗車券「Tokyo Subway Ticket」が空港アクセスナビで購入できるようになったという。

企画乗車券はウェブサイトから直接購入でき、主要な駅に設置されている券売機でQRコードをかざすと企画乗車券が発券される仕組みで、非対面・非接触でチケットの手配ができることが特徴だ。

■MaaSへの取り組みを強化しているANA

ANAでは空港からの移動や空陸の連携を強化するなど、MaaSへの取り組みを進めている。2019年7月には「MaaS推進部」を新設し、8月にはJR東日本との連携、12月にはJR九州などによる「宮崎県における観光型MaaS実証実験実行委員会」への参画をそれぞれ発表している。

2020年2月には、京浜急行電鉄、横須賀市、横浜国立大学と共同で、さまざまな理由で移動にためらいのある人々を対象に提供する移動サービス「Universal MaaS」の社会実装に向けた連携を開始すると発表した。

■ライバルのJALもMaaSに意欲!航空会社の動きに注目

ANAのライバルである日本航空(JAL)も、MaaSに関する取り組みに意欲的であることで知られる。2019年5月には小田急電鉄のMaaSプラットフォーム「MaaS Japan」との連携が明らかになっており、運航情報を提供することが発表された。

またJALはCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド)を通じ、配車管理の最適化プラットフォームを開発するスイスのMaaS企業Bestmile社に出資している。JALはBestmile社について「世界複数都市での導入実績があり、自動運転タクシーなどMaaSの普及に大きく貢献することが期待されます」としている。

MaaSはバスや電車などの「陸」の連携だけでなく、空陸の連携も重要だ。そのためMaaSに関しては、こうしたANAやJALなど航空会社の動きにも注目していきたいところだ。

【参考】関連記事としては「MaaSとは?2020年代に実用化!意味や仕組みまとめ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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