自動運転車の遠隔支援バイト「夜勤で時給4000円」 米Uberが募集

「最先端=高給」と言える?



配車サービス大手の米ウーバーがアリゾナ州フェニックスで、自動運転車両の遠隔アシスタントを担当する夜間勤務スタッフの求人を公開し、話題となっている。


基本時給は25.90ドル(約4000円)に設定されている。自動運転技術の運用を陰で支える重要なポジションだが、果たしてその額は妥当なのだろうか。

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■全額リモート不可の完全出社スタイル

勤務形態は完全なる出社勤務(100%出社)であり、リモートワークやハイブリッド勤務の選択肢は用意されていない。勤務時間は午後10時から午前7時までの完全に深夜勤務の時間帯だ。

深夜にカメラやセンサーの映像を通じた異常事態に対処するため、現場ではかなり集中したオペレーションが不可欠な仕事だけに責任重大だ。

■アリゾナ州では、普通の水準?

時給25.90ドルは日本円に換算すると時給4000円前後に相当するため、日本人には高給だと感じるかもしれない。


しかし、米国のアリゾナ州フェニックスでは最低賃金(時給14.35ドル)よりも高いものの、深夜時間帯の命に責任のあるテクニカルサポート職としては、同州の平均的な水準とそこまで大きく変わらない。

現地の生活コストや夜間労働のリスクを鑑みると、米国では特段高待遇というわけではなく、ごく標準的な提示額と言える。

■「最先端=高給」ではない

求人内容によると、その業務は、道路の通行止めや障害物、予期せぬ交通状況など、マニュアル化されていない複雑な事象への判断力が求められる責任が伴う。

事故防止に直結する緊張感の伴う仕事であり、1年以上の運用・技術サポート経験や米国運転免許証の保持が必要だという。


自動運転技術が進化を続けているが、たとえ完全無人での運行でも、一部のケースでは依然として人間が監視し、手助けすることが欠かせない。

もちろん、自動運転の実用化の過程で生まれた「新たな職種」だが、ただし、米国の現地では決して高給とは言えない。「最先端の技術に携わる仕事=給料が高い」とは言えない点、知っておいてほしいところだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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