日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」（運営：株式会社ストロボ）は、主要4転職サイトにおける2025年8月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転：前月比3.6％増の5,839件
「自動運転」の関連求人案件数（主要転職4サイト）は2025年8月末時点で、前月比1.7％増、前年同月比15.1％増の5,937件となった。案件数は4カ月連続の過去最高の更新となり、前月比での増加は5カ月連続だ。
サイト別では、dodaが前月比1.5％増の5,506件、マイナビ転職は同6.3％増の253件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同4.2％増の100件だった。
■無人移動サービスの安定運行が今後のカギ
自動運転バスの事故などに関するニュースが報道されるケースも増えているが、その背景には、自動運転バスの実証実験や実用化が日本国内でも徐々に本格的に進み始めていることがある。
今後、自動運転システムの開発各社の技術的な課題解決が進めば、無人移動サービスが安定的に運行されるようになれば、自動運転移動サービスに対する信頼性の向上や市場の拡大とともに、関連求人数はより一層増える見込みだ。
■MaaS：前月比1.5％増の812件
「MaaS」の関連求人案件数（主要転職4サイト）は2025年8月末時点で、前月比0.9％減、前年同月比3.5％減の805件となった。
主要転職サイト別では、dodaが前月比0.4％減の752件、マイナビ転職は同9.3％減の39件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職も前月と変わらず4件だった。
MaaS関連の求人ではライドシェア求人の増加が一服したものの、公共交通機関のデジタル化に伴うエンジニア求人などの案件は引き続き多く、少なくとも求人数が長期的な下落基調に入る状況にはなっていない。
■モビリティ業界の分析を継続
自動運転ラボは、モビリティ業界の求人動向の分析を続け、今後の求人調査を継続的に実施する。また、各社によるタクシー配車アプリの展開状況やタクシー運転手の求人動向、カーリース・サブスク、自動車保険、中古車買取の業界動向の分析も継続して進める。
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【参考】関連記事としては「自動運転の関連求人、前月比3.6％増の5,839件！また過去最高更新」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO（Chief Solutions Officer）として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。（登壇情報）
【著書】
・自動運転＆MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方（共著）