子供専用Uberが始動!保護者に位置をリアルタイム共有、録音機能も

Uber Teensの展開国、約40カ国に



出典:Uber公式YouTube動画

子ども向けのタクシー配車サービスがスタートした。忙しい保護者にとって子どもの習い事などの送迎は大きな負担となっており、親にとっては待望のサービスだと言えそうだ。

このサービスを手掛けたのは、米Uber Technologiesの日本法人であるUber Japanだ。13〜17歳の子どもが保護者の管理のもと、スマートフォンアプリUberで簡単にタクシーを配車できるサービス「Uber Teens(ウーバーティーンズ)」を2024年12月11日から提供開始した。


Uber Teensは2023年に米国でサービスを開始、現在は約40カ国で展開されている。このたび日本に初導入されたことにより、保護者と子どもにより安全かつ便利な移動手段を提供し、忙しい保護者の負担を軽減することで、家族の生活をより効率的かつ豊かなものにすることを目指していくという。

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■子ども向け「Uber Teens」のサービス内容

Uber Teensは、導入時点で北海道・青森県・宮城県・東京都・神奈川県・石川県・京都府・大阪府・広島県・福岡県・沖縄県の11都道府県で利用できる。

子どもの送迎では、より安全性が重要になってくる。今回のサービス開始に伴い、Uber Japanでは複数の安全機能を新たにアプリに組み込んだという。保護者が常にティーンの子どもの現在位置やドライバー情報などの乗車状況を確認できる機能である「リアルタイム乗車確認」や、マッチングされた正しい車両・ドライバーであることを乗車前に確認できる「暗証番号設定」という機能だ。

そのほか、プライバシーに配慮しながら子どもの安心安全を確保する「自動録音機能」のほか、利用者からの評価が非常に高く、Uber で一定以上の運転経験を有する優良ドライバーのみマッチングするという仕組みも確立した。


Uber Teensを利用する際は、まずは保護者が家族アカウントを作成し、子どもを招待する。招待を受けた子どもはUberアカウントを作成し、必要に応じて保護者が子どもの月間使用上限額を設定する。そして子どもがUberアプリでタクシーまたはハイヤーを配車するという流れになっている。

■子ども向けサービスは、すでに約40の国で展開中

Uberによると、共働き世帯が増加する昨今では「子どもの通学・習い事の送迎」が家庭にとって大きな負担となっているという。特に母親が送迎する世帯の割合は2021年度時点で89.2%と、父親の56.4%を大きく上回っていることが明らかになっている。

この問題解決に寄与するため、UberはUber Teensを始動させた。Uber Teensが世界で約40の国で展開されていることからも、この分野の需要は明らかだ。


こうしたUberの取り組みは、タクシーの活用にはまだまだ伸びしろがあるということを感じさせる。また、Uberが「女性専用タクシー」を日本で展開することに対する期待感も高まっていきそうだ。

■「女性同士」の仕組みにも期待感

フランスでは、Uberは女性が女性ドライバーの車を呼べるオプションサービス「Uber by Women」を2024年11月28日から首都パリで開始している。もし男性のユーザーが乗車しようとした場合、ドライバーが配車をキャンセルできる仕組みになっているという。通常の配車より待ち時間が3倍ほどになるが、追加料金は発生しない。

日本でも、特に夜間のタクシー利用では女性1人での乗車に不安を持つ人は多い。同様のサービスが日本でも提供されるなら、一定の需要が見込めると考えられる。今後日本でライドシェアが全面解禁された場合、Uberが日本のライドシェアに参入することが予想される。タクシーのほかライドシェアにおいても、女性向けなど特定の層に向けたサービスは歓迎されそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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