「KINTO(キント)」は、クルマにまつわる費用が全て込みの月々定額で利用できるサブスクリプションサービスだ。気軽にクルマに乗ることができるため、着実に利用者数を増やしている。
トヨタグループの株式会社KINTOが運営しているこのクルマのサブスクだが、レクサス車に乗ることはできるのだろうか?車種や契約プランについて説明する。
KINTO
記事の目次
■KINTOでレクサスに乗れる?
KINTOを利用して、レクサス車に乗ることができる。新車のサブスク「KINTO ONE」の「KINTO for LEXUS」でレクサス車を選択可能だ。
現在、「LBX」「UX」「RX」「IS」「RZ」がラインナップされている。なおレクサスのミニバン「LM」については、オンライン相談での問い合わせ対応となるようだ。
契約プランについては、申込金などの最初にかかる費用が無い「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円の「解約金フリープラン」のいずれかを選択する仕組みになっている。
【参考】関連記事としては「KINTOでプリウスに乗れる?価格・納期は?トヨタのサブスク」も参照。
■レクサスの車種別月額料金と納期
レクサスのそれぞれのモデルについて、1カ月のサブスク料金と納期について説明する。月額は、初期費用フリープラン3年ボーナス併用払い、最安値グレード・パッケージ、追加オプション無しの場合の税込金額だ。
LBX
レクサス最小のSUVで、2023年11月にデビューした最新車だ。「クラスレスなコンパクトという新しい価値を提案する」をコンセプトにしている。
月額利用料 | 58,300円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | 27.7km/L(KINTO取り扱いグレードにおける最高値) |
LBX モデリスタ仕様
トヨタのメーカー直系のカスタマイズブランドで、ベースモデルに月額プラス5,720円でモデリスタ仕様にすることが可能だ。
月額利用料 | 64,020円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | 27.7km/L(KINTO取り扱いグレードにおけるベース車の最高値) |
UX
市街地でも扱いやすいコンパクトSUVだ。「Creative Urban Explorer」をキャッチフレーズに2018年に誕生した。
月額利用料 | 61,600円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | 26.3km/L(KINTO取り扱いグレードにおける最高値) |
RX
プレミアムSUVのパイオニアとなるモデルで、高級クロスオーバーSUVという新たなジャンルができ上がるきっかけにもなった。
月額利用料 | 84,700円〜 |
納期の目安 | 4~5ヶ月程度 |
燃費性能 | ハイブリッド車20.2km/L[2WD]、ガソリン車:11.8km/L[2WD](KINTO取り扱いグレードにおける最高値) |
RX モデリスタ仕様
ラグジュアリーなエアロパーツが華やかな個性を際立たせている。ベースモデルに月額プラス9,350円でモデリスタ仕様にすることが可能だ。
月額利用料 | 94,050円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | 11.8km/L(KINTO取り扱いグレードにおけるベース車の最高値) |
IS
スポーティーさが魅力のコンパクトセダンで、2005年にデビューした。トヨタがこだわる「乗り味」を追求している。
月額利用料 | 93,500円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | ハイブリッド車18.0km/L |
RZ
2023年3月に誕生したレクサス初のBEV(バッテリーEV)専用モデルだ。
月額利用料 | 170,500円〜 |
納期の目安 | 4~5カ月程度 |
燃費性能 | 120Wh/km(KINTO取り扱いグレードにおける最高値) |
■初期費用フリープランと解約金フリープラン
KINTO ONEには、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」という2つの契約プランが用意されている。どちらのプランも、レクサス車の契約期間は3年となる。契約満了時には「乗っていたクルマで再契約」「新たなクルマへ乗り換え」「返却」のいずれかを選ぶことになる。
「初期費用フリープラン」とは?
「初期費用フリープラン」とは、申込金などの最初にかかる費用が0円のプランだ。ボーナス併用払いが可能。トヨタ車の場合、割安な手数料で乗り換えることができる「のりかえGO」というサービスがあるが、レクサス車は対象外となっている。
「解約金フリープラン」とは?
「解約金フリープラン」はいつ利用をストップしても解約金が0円で、ニーズに合わせて必要な期間だけ車に乗るのに最適なプランだ。初期費用として、月額5カ月分相当の申込金が必要になる。ボーナス併用払いは利用不可だ。
■2つのプランの支払い総額比較
各モデルについて、「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」のそれぞれの支払い総額を調べてみた。レクサス車は3年契約のみのため、3年間の支払い総額になる。
LBX
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約9〜146万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は430,320円。
初期費用フリープラン | 3,088,800円 |
解約金フリープラン | 3,174,600円 |
LBX モデリスタ仕様
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約10〜156万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は455,840円。
初期費用フリープラン | 3,294,720円 |
解約金フリープラン | 3,386,240円 |
UX
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約9〜152万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は445,500円。
初期費用フリープラン | 3,207,600円 |
解約金フリープラン | 3,296,700円 |
RX
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約12〜191万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は559,680円。
初期費用フリープラン | 4,039,200円 |
解約金フリープラン | 4,151,400円 |
RX モデリスタ仕様
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約13〜207万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は608,630円。
初期費用フリープラン | 4,375,800円 |
解約金フリープラン | 4,497,350円 |
IS
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約13〜206万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は604,120円。
初期費用フリープラン | 4,356,000円 |
解約金フリープラン | 4,477,000円 |
RZ
初期費用フリープランの場合、中途解約金は契約月数によって約20〜337万円。解約金フリープランの場合、初回の申込金は990,000円。
初期費用フリープラン | 7,128,000円 |
解約金フリープラン | 7,326,000円 |
■KINTOでレクサス車のオーナーも夢じゃないかも
KINTOのサブスク料金には、車両本体や登録時の諸費用のほか、自動車税や自動車保険、車検、メンテナンス、消耗品、故障修理・代車といったクルマの維持にかかる費用が全て含まれている。
月々の支払いを経費として処理可能で、法人契約や個人事業主におすすめの利用方法だ。クレジットカード払いも可能なため、各クレジットカード会社のポイントを貯めることもできる。
一度は乗ってみたいレクサス車だが、個人で保有する場合は車体価格がLBXで460万円からとなっており、さらに保険や税金、車検などの費用も必要になる。期間を決めてまずは乗ってみたいという場合や、転勤など期間限定での利用の際に、KINTOは便利だ。
KINTO
【参考】関連記事としては「KINTO(キント)とは?トヨタのサブスク、料金や対応車種は?仕組みは?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) February 22, 2024