ぼたん雪、自動運転バスのセンサーにどう影響?北海道で検証

ソフトバンク子会社のBOLDLYが実証実験



出典:BOLDLYプレスリリース

ソフトバンク子会社のBOLDLY株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社⻑兼CEO:佐治友基)はこのほど、雪や氷点下の環境でハンドルがない自動運転バスの冬季運行を行うことを発表した。

冬季運行は北海道上士幌町(かみしほろちょう)で12月15~19日に実施。ぼたん雪などの降雪が自動運転バスのセンサーに与える影響や、氷点下の環境における車両の走破性および路面凍結への対策の有効性などを確認するという。







■仏NAVYAの「ARMA」を使用

今回使用する自動運転バスは仏NAVYAが開発した「NAVYA ARMA」。この車両を使った上士幌町での実証実験は2017年から3回行われている。2019年10月には「生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクト」において商品配送も試した。

今回の運行では、上士幌町内のシェアオフィスやホテル、道の駅、交通ターミナルなどを拠点にした6カ所の停留所を時速20キロ未満で循環する。車両1台で1日20便運行するという。

上士幌町の住民が日常での移動手段として利用するほか、ワーケーションや観光目的での同町を訪れた人の2次交通としての活用も見込んでいる。一部の停留所は既存のバス停を利用し、町内を運行する自動運転バスと町外にアクセスする路線バスの接続性を高める。

運行経路およびバス停を設置する施設=出典:BOLDLYプレスリリース(クリックorタップすると拡大できます)

自動運転バスの運行については、BOLDLYの自動運転車両運行管理プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」によって、遠隔管理者がリアルタイムで運行状況などの記録や把握を行う。

■積雪・降雪・氷点下・路面凍結の環境で検証

今回の冬季運行では、積雪・降雪・氷点下・路面凍結という4つの環境において、自動運転バスのセンサーに与える影響などを検証する。

自動運転にとって雪など悪天候は越えるなければならないハードルで、今回の冬季運行ではどの程度自動運転バスのセンサーへ影響があるのか慎重に見極めたいところだ。

コンパクトな町づくりを推進している上士幌町。いずれ自動運転バスが本格的に「町民の足」として活躍するのか注目だ。

【参考】関連記事としては「北海道上士幌町でMaaSプロジェクト!自動運転にMaaSアプリ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









関連記事