空飛ぶクルマ、200万円で試乗可能!カイトコーポレーションが募集

「日本初」の一般向け試乗サービスがスタート



出典:カイトコーポレーション 空飛ぶ車試乗車募集ページ

空飛ぶクルマの開発プロジェクトを進めるカイトコーポレーション株式会社(本社:兵庫県西宮市)が、空飛ぶクルマの試乗者を募集している。同社は一般向けの試乗者募集は「日本初」だとしており、注目を集めそうだ。ちなみに試乗料は200万円(税別)となっている。

■カイトコーポレーションとはどんな企業?

カイトコーポレーションは、ドローンによる航空写真の撮影やドローン飛行場の運営、ドローンライセンスの講習会などを行っている企業だ。


「商業分野におけるドローンの可能性に注目し、法令遵守を徹底したうえでの利用提案を行うことで、ドローンの普及・経済発展に寄与すること」をミッションにしているという。

そんなカイトコーポレーションは空飛ぶクルマの開発プロジェクトも進めており、同社が運営・管理を行う「スカイグラウンドフライングクラブ」のメンバー4人が開発を行ってきた。こうした流れで空飛ぶクルマの試乗者を募集することになったようだ。

■試乗体験の概要は?飛行高度は5メートル

公式サイトによれば、空飛ぶクルマの定員は1人で、体重75キロ以下の人が対象となっている。飛行高度5メートル、飛行距離200メートル、飛行時間3分で、試乗料金は200万円(税別)だという。場所は同社所有のドローン飛行場「SKY GROUND」だ。

申込後、身体測定やドローンの操作説明、飛行研修などを経て試乗となる。すでに2021年7月から募集を開始している。詳しくは以下のサイトを参考にしてほしい。


▼空飛ぶ車の試乗者を大募集!|カイトコーポレーション株式会社
https://www.soratobukuruma-drone.com/

■【まとめ】日本でも空飛ぶクルマ開発が盛んに

日本国内でも空飛ぶクルマの開発が盛んになってきている。SkyDriveなどのベンチャー企業のほか、大手企業ではNECもすでに試作機の浮上実験に成功している。2025年の大阪万博では、空飛ぶクルマを空港と会場との移動手段に使うという構想も生まれている。

こうした中、どのような人が空飛ぶクルマの関心を寄せるのか、気になるところだ。一部のお金持ちだろうか、空飛ぶクルマ関連のビジネスを始めようとしている経営者だろうか。興味は尽きない。

【参考】関連記事としては「「空飛ぶクルマ」とは?2020年代に実現へ!基礎知識や開発企業を紹介」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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