DiDiモビリティジャパン株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:Stephen Zhu)が提供するタクシー配車アプリ「DiDi」は、2019年8月から大阪でのサービス開始以来、現在は全国333社以上ものタクシー事業者に利用されており、DiDiのみで1カ月の売上が100万を超えたタクシー乗務員も出てきているようだ。
2019年11月6日からは、タクシー乗務員向けアプリに過去のデータを基にタクシー需要が見込まれるエリアと需要の高さをリアルタイムで確認できる「DiDiヒートマップ機能」を東京エリアから順次提供することを発表しており、さらに売上をあげるタクシー乗務員も出てきそうだ。
このヒートマップ機能には、人工知能(AI)が搭載されており、過去の注文情報などのデータを解析し、より正確な需要予測が可能となる。タクシー乗務員は、需要の高いエリアを確認することで、効率よく乗客とのマッチングが可能だ。
■累計ダウンロード数、100万件に
DiDiのユーザーからの人気も高まっている印象で、DiDiの月間ダウンロード数が2019年7月から10月の期間、配車アプリとして4カ月連続1位を記録したことも発表されている。累計ダウンロード数は2019年9月末までに100万件に上ったという。
2019年11月13日からは新たに「群馬エリア」でのサービス提供を開始し、国内では17エリア目の展開となった。報道発表では「大阪、兵庫、広島、福岡ではシェアナンバー1」と強調している。
利用者は20代や30代の若者が多いとしており、タクシーに馴染みが薄い年齢層がタクシーを利用するきっかけになっているようだ。
【参考】関連記事としては「当初目標「13エリア」余裕で達成 タクシーアプリDiDi、新潟進出」も参照。