急いでいるのに信号は「赤」。誰しもそんな体験をしたことがあるはずだ。コネクテッドカーが普及すれば、こうしたイライラは将来劇的に減る。
次世代通信規格「5G」が来年にかけて本格的に普及し、コネクテッドカーはいよいよ普及の時代を迎える。コネクテッドカーが普及したあと、各車両の位置情報を交通管制センターが一元的に管理すれば、信号のタイミングをAI(人工知能)で最適化することができる。
このような仕組みが実際に社会実装されることで、車が赤信号に捕まることが減ったり、赤信号での待ち時間が減ったりすることにつながるわけだ。右折が可能なことを示す「右折矢印(→)」の緑文字の表示時間も最適化されれば、渋滞の緩和にも一層つながるはずだ。
ただ各車両の位置情報を取得して管制センターが利用することについては、プライバシー上の課題もある。各車両の位置と各車両の所有者が紐付けられてしまっては、「誰がいまどこにいるか」を辿ることが可能になってしまうからだ。
しかし、こうしたデータを紐付けない仕組みを作ってさえしまえば、コネクテッドカーとAIによる信号のタイミングの最適化は社会実装が可能なはずだ。そのため、恐らく高い確率で将来実現するのではないだろうか。
【参考】関連記事としては「ドライブスルーに自動運転の無人車が現れる日 自動車革命で変わる未来」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 24, 2018