「道路交通法施行令」の一部を改正する政令について、警察庁が2019年8月20日までの日程でパブリックコメント(意見公募)を行っている。この改正によって、自動運転に関する違反行為の点数と反則金などが定められる見込みとなっている。
パブリックコメントの詳細については「『道路交通法施行令の一部を改正する政令案』等に対する意見の募集について」から確認できる。
まずこのページから閲覧可能な「意見募集要領」を読むと、全体像が理解しやすい。自動運転に関しては7〜8ページにかけて記載がある。主に下記3点が概要として紹介されているので、その内容を引用する。
- 自動運行装置に係る整備不良車両の運転の禁止に違反する行為に関し、反則金の額を、大型車については1万2000円、普通車については9000円、二輪車については7000円、原付車については6000円とするとともに、基礎点数を2点とすることとする。
- 作動状態記録装置により必要な情報を正確に記録することができない自動運行装置を備えた自動車の運転の禁止に違反する行為に関し、反則金の額を、大型車については1万2000円、普通車については9000円、二輪車については7000円、原付車については6000円とするとともに、基礎点数を2点とすることとする。
- 使用条件を満たさない場合の自動運行装置を使用する運転の禁止に違反する行為に関し、反則金の額を、大型車については1万2000円、普通車については9000円、二輪車については7000円、原付車については6000円とするとともに、基礎点数を2点とすることとする。
意見の提出は「意見提出フォーム」から可能だ。
【参考】関連記事としては「警察庁、認められない状況での自動運転システム作動に反則金9,000〜12,000円」も参照。
9,000〜12,000円!警察庁、自動運転システムに関する反則金案を公表 認められない状況での作動が対象 https://t.co/ZhJNfLNUh1 @jidountenlab #警察庁 #自動運転 #反則金
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 19, 2019