韓国の自動車メーカー最大手の現代(ヒュンダイ)自動車が、2019年11月4日から米カリフォルニア州アーバインで無料の自動運転ライドシェアサービスを展開するようだ。同社が10月25日付で報道発表を行っている。
報道発表によると、中国の広東省広州市に本拠を構える自動運転スタートアップの「小馬智行(Pony.ai)」などとともに開発した自動運転EV(電気自動車)を活用する。「BotRide」というブランド名で展開するようだ。
スマートフォン向けの専用アプリを使ってサービスを利用する仕組みで、アーバインのローカルコミュニティ向けに提供するという。安全のため、セーフティドライバーとエンジニアが同乗する。
アメリカ国内ではグーグル系ウェイモが2018年12月に自動運転タクシーの商用サービスを開始している。GMの自動運転子会社クルーズは年内の自動運転サービスの展開を延期しているが、一部企業は私有地での類似のサービスを既に展開するなどしている。
【参考】関連記事としては「自動運転タクシー販売、なぜ既に年1600台も?実証実験で市場形成」も参照。