株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)が日の丸交通と共同で行った自動運転タクシー公道実証が、APEC(アジア太平洋経済協力)のコンテストで銀賞を受賞した。ZMPが2019年7月16日までに発表した。
受賞対象となった実証実験は、2018年8〜9月に東京都内の大手町と六本木で実施された。人が搭乗したが、完全自動運転にて約5.3キロメートルの公道を一般車両と混走し、実用に近い条件で実験を成功させた。
【参考】実証実験の概要については「世界初、自動運転タクシーの営業サービス実証実験がスタート ZMPと日の丸交通、大手町と六本木間で9月8日まで AI、ICT技術も活用 東京オリンピックの2020年に実用化|自動運転ラボ」も参照。
今回ZMPが受賞したのは、APECに参加する21カ国のエネルギー効率化政策を選ぶ「ESCIベスト・プラクティス・アワード」における「スマート・トランスポート部門」の銀賞だ。同部門の日本勢受賞は初めてのことで、APECの事務局によれば、実証実験の革新性が特に評価されたポイントだという。
ZMPは2019年7月23日から開催する「ZMP World 2019」で、今後の自動運転タクシー実用化を目指す取り組みを発表するとしている。
【参考】関連記事として「R&Dから量産化へ 「ZMP World 2019」で最新の自動運転技術に触れよう!」も参照。