北海道札幌市で初となる自動運転車の体験試乗会が、2019年10月15日から行われる。実施するのは、北海道と札幌市、日本電信電話株式会社(NTT)、札幌のコンベンション団体「NoMaps」だ。15日と16日は報道機関向けに、18日と19日は一般を対象に開催するという。
自動運転車の体験試乗会は、札幌市内で開催される「NoMaps(Sapporo Creative Convention)」において開催される。
札幌市とNTTは交通領域におけるまちづくりに関する協定を締結しており、北海道も将来的に事故防止や高齢者の移動支援などに向けて自動運転の推進に積極姿勢を示している。
実証実験では群馬大学とNTTデータが共同研究している自動運転技術が活用され、この技術を搭載したトヨタのミニバン「アルフォード」が試乗会で使用される。
ルートは都心部を周遊する全3.7キロのコースで、運転席にはドライバーが同乗し、緊急時にはいつでも手動運転に切り替えることができるようにする。自動運転レベルに置き換えれば「レベル3」に相当する技術レベルであるとみられる。
【参考】関連記事としては「札幌で「観光あいのりタクシー」の実証実験 AIで効率的運行実現」も参照。