自動運転と言えばIT業界ではGoogle(Waymo)が一歩抜きんでているという印象を持つ人も少なからずいるかと思うが、米マイクロソフトも負けていない。本社には自動運転担当部門があり、同社のクラウドプラットフォーム「Azure」を活用した自動運転技術の実用化に対しても、積極的な支援姿勢を示している。
2019年5月29日には、自動運転など向けのAI(人工知能)ソフトウェア開発を手掛けるアセントロボティクス株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役:石﨑雅之)と日本マイクロソフトが、自動運転技術の開発に向けてAzureを活用することで合意している。
具体的には、アセントロボティクスはマイクロソフト社のスタートアップ支援事業「Microsoft for Startups」に参加し、自動運転向けAIの学習環境においてAzureの活用を拡大していく方針のようだ。日本マイクロソフト側もアセントロボティクスが目指す完全自動運転技術の実用化をサポートしていくことを表明している。
自動運転領域で注目を集めるクラウドサービスとしては、Amazonの「AWS」などの存在感も大きい。今後のマイクロソフト社とのシェア獲得争いに注目だ。
【参考】関連記事としては「マイクロソフト、自動運転エキスポで「Azure」アピール 開発支えるクラウドプラットフォーム」も参照。