人工知覚(AP)の研究開発を展開しているKudan株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役:大野智弘)は2019年1月31日、10億点以上からなる「ギガポイントマップ」の生成を可能にする独自のSLAM Map(3次元点群)技術を開発したと発表した。
自動運転の高精度化などにも有用な技術で、同社によると、このマップは広域をカバーすると同時にパスファインダーやAI(人工知能)などの応用技術がより高性能を発揮できるようにするものだという。
Kudan社では、この新技術のデモ動画を公開している。それを観ると、カメラとLiDARを使ってリアルタイムに生成した高密度で広範囲をカバーした点群が確認できる。この点群は数十億点のデータによって構成されており、実空間の数キロ四方の領域に対応している。
Kudan社はイギリスに研究拠点を持つ企業で、東京本社を拠点に事業を展開している。設立は2014年11月で、2018年12月に東証マザーズに上場している。自動運転の技術向上にも大きく貢献する一社として今後一層注目を浴びていきそうだ。
【参考】関連記事としては「【最新版】ダイナミックマップとは? 自動運転とどう関係? 意味や機能は?」も参照。