株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:吉澤和弘)や土木測量大手のアイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:加藤淳)は、「テーマパークにおけるエンタメ体験型の移動」をテーマに、2台の自動運転車両を活用した実証実験を、愛知県の「愛・地球博記念公園」で2019年11月13〜14日と19〜20日の4日間実施する。
今回の実証実験では、乗客の希望乗降車場所やルートなどを基に自動運転車両2台による効率的なAI(人工知能)配車を実現することが狙い。また乗客にはAR(拡張現実)を体験できる専用ゴーグルを走行中に装着してもらい、現実の景色と重ね合わせる形で園内の主要施設などを紹介する。
今回使用する自動車両は「Milee(マイリー)」と「アカデミックパックPRO」の2台。両車両ともにヤマハ発動機のゴルフカートをベースに開発され、高精度3D(3次元)マップを使用した自動運転が可能だ。
なお、0〜5の6段階に分けられる自動運転レベルでは、マイリーが自動運転レベル4(高度運転自動化)、アカデミックPROが自動運転レベル3(条件付き運転自動化)となっている。
愛知県は全国に先駆けて2016年から自動運転の実証実験を開始し、2018年には複数台の自動運転車両を同時に走行させるなど、自動運転の実証実験を推進していることで知られている。
【参考】関連記事としては「競争力死守!愛知県が「スタートアップ推進課」…車業界の変革見据え 自動運転含むCASEの進展に対応」も参照。