株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋⾕区/代表取締役社⻑兼CEO:守安功)=DeNA=は2018年10月15日、同社が提供する次世代タクシー配⾞アプリの提供エリアを従来の神奈川県内から拡大し、2018年内に東京23区なども対象とすることを決定したと発表した。東京都に本社を構える⽇の丸⾃動⾞と東都⾃動⾞の2社との協業によって実現する。
都内展開においては、第⼀交通産業グループや平和交通株式会社、荏原交通株式会社の3社も参画する予定。同社は「協業事業者をさらに増やして展開開始予定」としている。2019年ごろの関西エリアでの提供も検討する。全国展開も見据えつつ、2020年には「配⾞回数日本一」を目指す。
DeNAと協業する日の丸自動車と東都自動車は、ソニーが主導して2018年5月に設立されたみんなのタクシー株式会社に当初は参画していた。しかし同社が事業会社へ移行した9月には株主から外れる形となっていた。みんなのタクシーは2018年度中に配車サービスや決済サービスを都内で提供開始することを発表しており、首都における配車アプリの「戦国時代」が到来する。
【参考】関連記事としては「みんなのタクシー株式会社とは 会社概要は?ソニーが参加し配車アプリ開発」も参照。
DeNAは2018年4月から神奈川県内でタクシー配車アプリを展開しており、月間実車回数は5万8000回に達している。発表によれば、今回協業する各事業者は対象地域において合計約4000台の⾞両を保有しており、神奈川県での提供を合わせると9500台規模になるという。
DeNAは乗客⽤・乗務員⽤向けのアプリ開発・運⽤技術やAI(人工知能)需要予測などを駆使し、「東京都内でも完成度の⾼い次世代タクシー配⾞サービスを構築していく」としている。後部座席用タブレットや決済機なども搭載させることでタクシーのスマート化・IoT化も実現していく。
数年後にその名を全国に轟かす「みんなのタクシー」連合の正体…ソニーのAI技術で打倒外資 需要予測や決済代行、後部座席広告事業|自動運転ラボ https://t.co/42XBwO4ZSh @jidountenlab #みんなのタクシー #ソニー #AI需要予測
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 14, 2018