トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市/代表取締役社長:豊田章男)が2018年9月17日までに、2018年における世界生産計画台数を上方修正したことが明らかになった。2017年の実績から1.2%増となる1059万4000台に増やした形で、中国での好調な販売状況が上方修正の背景にあるとみられる。
2017年12月にトヨタ自動車は、2018年の世界生産計画台数を1039万7000台と発表していた。このままいけば2017年実績を下回ることになったが、2018年8月に今回の上方修正を決めていたようだ。
SUV(多目的スポーツ車)の「C-HR」やセダンの「カムリ」などの中国での生産を増加させ、トヨタの高級ブランドである「レクサス」の日本国内での生産も増やす。いずれも中国向けに販売するものとみられる。
自動運転やコネクテッド技術の開発にも力を入れているトヨタに関しては、最近明るいニュースが多い。例えば先日発表された2018年7月の自動車生産・国内販売・輸出実績においては、トヨタの国内販売台数が前年同月比104.1%の14万1000台と8カ月ぶりに前年同月実績を上回ったことが明らかになっている。
【参考】トヨタが力を入れている自動運転関連技術の開発戦略については「トヨタの自動運転車、戦略まとめ 実用化はいつから? AIやコネクテッドカーの開発状況、ロードマップも|自動運転ラボ」も参照。