オープンソースの自動運転OS(基本ソフト)を開発する株式会社ティアフォー(東京オフィス:東京都品川区)は2021年4月21日(水)、ティアフォー初の公式オンラインサミットとして「Tier IV SUMMIT 2021」を開催する。
同社は自動運転OSとして「Autoware」を開発しており、日本含め世界で採用が増えている。サミットでは、同社の経営陣が自動運転ビジネスの戦略の全貌や今後の展開などについて語るほか、同社エンジニアがプロダクトの開発状況なども説明する予定となっている。
そのほか、業界で注目を集める著名なゲストとティアフォーの経営陣との対談セッションにも注目だ。
自動運転向け製品に力を入れる米半導体大手NVIDIAや自動運転サービスを手掛けるWILLERからゲストを招くほか、台湾企業Foxconnの会長や、Foxconnが昨年末に発表したEVプラットフォーム「MIH」のアライアンスのCEO(最高経営責任者)なども登場する。
FoxconnやMIHとの対談は、ティアフォーのグローバル展開に関する大きな動きをキャッチアップする機会になりそうだ。サミットの公式サイトでは「どこにも出ていないBIGニュースの発表も!?」と紹介されている。
【参考】関連記事としては「Foxconnが将来、自動運転EVの「世界の工場」になる未来」も参照。
■サミットのタイムテーブルと登壇者は?
サミットは以下のタイムテーブルで進められる予定だ。
- 10:00〜10:40 Tier IV’s vision to win
- 10:50〜11:30 Tier IV’s path to market
- 11:40〜12:20 Logiee – 小型自動走行ロボットプラットフォーム
- 13:00〜13:40 eve autonomy – 工場内物流ソリューション
- 13:50〜14:30 Milee Service – ラストマイルソリューション
- 14:40〜15:20 公道自動運転Lv4を目指して – ロボットタクシー
- 15:30〜16:10 Web.Auto – 自動運転を支えるクラウドサービス
- 16:20〜17:05 自動運転×MaaS
- 17:15〜18:00 自動運転×コンピューティングプラットフォーム
- 18:10〜18:55 Autoware × MIH EV Open Platform
メインの登壇者として以下の5人が紹介されているほか、ティアフォーの創業者兼CTO(最高技術責任者)である加藤真平氏や取締役COO(最高執行責任者)の田中大輔氏を始めとした同社のメンバーなどもスピーカーとして登場する。
- 大崎真孝氏(NVIDIA 日本代表兼米国本社副社長)
- 村瀬茂高氏(WILLER 代表取締役)
- Young Liu氏(Foxconn Chairman)
- Jack Cheng氏(MIH CEO)
- William Wei氏(MIH CTO)
■業界人であれば必見の内容、参加は無料
Tier IV SUMMIT 2021の公式サイトは「https://tier4summit.com/」で、申し込みは「https://tier4summit2021.peatix.com/」から可能だ。申し込み後、Peatixのイベント視聴ページにて、サミット視聴のためのIDとパスワードが確認できるようになり、その情報を使ってイベント当日にサミットにログインできるようになる。
サミットの各プログラムは業界人であれば必見の内容だ。参加は無料なので事前申込の上、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
(Tier IV SUMMIT 2021は、自動運転ラボを運営する株式会社ストロボが制作・運営協力しているイベントです)
【参考】関連記事としては「自動運転OS「Autoware」、FoxconnのMIHで採用か ティアフォーが開発」も参照。