テスラの「完全自動運転サブスク」、2021年第2四半期から提供か

去年の発表から遅れも、今回こそ実現か

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テスラのイーロン・マスクCEO=出典:Flickr / Ennoti (Public Domain Mark 1.0)

テスラが提供している有償の完全自動運転向けソフトウェア「FSD(Full Self Drive)」のサブスクリプションサービスが、いよいよ2021年の第2四半期から利用可能になるかもしれない。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)がTwitterで表明している。

■マスク氏、サブスクの提供開始時期に何度も言及

FSDについては、いつからサブスクリプションサービスが提供されるかについて、以前からマスク氏は何度も言及しており、注目を集めていた。

2020年4月に行われた決算説明会ではマスク氏は「2020年の後半」、2020年12月20日のTwitterでは「2021年の初頭には提供できる」とコメントしていたが、ようやく実現のめどが立ったようだ。

2021年3月2日のツイートでは、投資家からの「人々はFSDのサブスクがいつローンチされるか待ちわびている」という発言に対し、マスク氏は「第2四半期には必ず」といった返答を行っている。

今度こそ本当にFSDのサブスクサービスが2021年第2四半期から提供されるのか、注目だ。

■FSDのサブスク価格は月150〜200ドル程度?

FSDの機能はどんどんアップデートされており、それに伴って売り切り価格の値上げが繰り返されてきた。当初は5,000ドル(約53万円)だったが、現在では1万ドル(約107万円)にまで値上がりしている。

FSDのサブスクの価格についてはまだ発表されていないが、自動車アナリストなどは月額150ドル~200ドル(約1万6,000円~2万1,000円)程度になると予想している。

かなり待たされている形の自動運転機能サブスクだが、実現した際にどこまで利用が進むか、注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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