「あらゆる水上モビリティを自律化」 Eight Knot、自動運転船の社会実装目指す

2021年3月創業のスタートアップ、実装目標は2025年



陸や空の自動運転・自律飛行だけではなく、水上モビリティの自動化・自律化に向けた開発も進んでおり、新たな移動・輸送手段として期待されている。







2021年3月に設立されたばかりの株式会社エイトノット(本社:大阪府堺市/代表取締役:木村裕人)=Eight Knot=は、水上モビリティの自律化に挑んでおり、「あらゆる水上モビリティをロボティクスとAIで自律化する」ことをミッションに掲げている。

この記事ではエイトノット社とはどのような企業なのか、紐解いていきたい。

■2025年の自律航行船の社会実装を目指す

2021年3月に創業したばかりのエイトノットは、ロボティクスやAI(人工知能)など先端技術を活用することで「水上モビリティのロボット化」に取り組み、環境に配慮したEVロボティックボートによる水上オンデマンド交通の実現を目指している。

エイトノットのメンバーは、ロボティクスに精通したメンバーで構成されており、2025年の自律航行船の社会実装を目指しているという。さらに、利用者が利用したいときに利用できる水上オンデマンド交通の実現も目指している。

ちなみに同社はラグジュアリーボートの開発を手掛ける株式会社Marine Xから派生する形で設立されており、自律航行システムをMarine X社が開発するクルーザーへも提供する予定で、安全で快適な水上モビリティ実現に向けて協業していくという。

■資金調達や実証実験計画、溢れるスピード感

エイトノットは2021年4月、DRONE FUNDからプレシードラウンドにおける資金調達を実施している。調達した資金は、EVロボティックボートのプロトタイプの開発、ロボティクスやAIに精通したエンジニアリングチームの強化、実証フィールドの環境構築に活用するという。

同月21日には、広島県が中心となって運営を行うアクセラレーション・プログラムであるひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」において、全国から集まった391件の中から最終採択された。

今後、広島県内での実証実験1回あたり最大1,300万円の支援を受けられ、2021年秋には広島県の完全離島である大崎上島町にて自律航行EV船の実証実験を行う予定のようだ。技術検証はもちろん、島民のニーズや社会実装に向けた環境を調査するという。

■【まとめ】技術開発の行方や社会実装の取り組みに注目

掲げていることも先進的で、かつ資金調達やアクセラレーション・プログラムへの応募などをスピード感を持って進めているエイトノット。技術開発の行方、そして社会実装に向けた取り組みの動向に、引き続き注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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