自動配送ロボの車道実証、人や車の近接にも万全の備え 走行状態を常時監視

京セラコミュニケーションシステムが実証中



出典:京セラコミュニケーションシステム・公式YouTube動画

北海道石狩市の車道で実施されている自動配送ロボットの実証実験。取り組んでいるのは京セラコミュニケーションシステムで、車道を使った国内初の実証実験ということもあり、注目度は高い。

自動運転ラボはすでにこの取り組みを「日本初!自動配送ロボットが車道走行 京セラ子会社、北海道で実証実験」の記事で紹介しているが、読者からの反響も大きかったため、京セラコミュニケーションシステムに追加取材を行った。







■不測の事態に備え、実証中は万全の体制

この実証実験は、自動配送ロボットを複数の事業者でシェアし、商品や輸送貨物の配送に活用するという取り組みだ。実施エリアは石狩湾新港地域で、2021年9月中旬まで実証実験が実施されている。

実証実験中は自動配送ロボットの走行状態を常に監視し、自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて対応するオペレーションで運用されているが、具体的にはどのようなケースで遠隔操作をするのか質問してみた。

京セラコミュニケーションシステムからは「歩行者や自動車の近接など不測の事態が予測される状況では遠隔操作に切り替えて回避する場合があります」との回答があり、事故防止に向けて万全の体制をとっているようだ。

これに加え、自動配送ロボットは基本的には無人で走行するものの、監視車両や保安員を配置しているという。

■「引き続き実証を続け、早期の実用化を目指す」

現在はコロナ対策のための非対面・非接触ニーズが高まっている上、日本では今後さらに人手不足の問題が大きくなっていく。そんな中、自動配送ロボットは物流業界における期待の星だ。

京セラコミュニケーションシステムは今回の実証実験を終えた後について、「以降も引き続き実証を続け、早期の実用化を目指してまいります」とした上で、「生活をより豊かに、便利にすることを目指していきます」とコメントしている。

引き続き、京セラコミュニケーションシステムの取り組みに注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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