日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」（運営：株式会社ストロボ）は、主要4転職サイトにおける2025年1月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転：前年同月比2.8％減の4,839件
「自動運転」の関連求人案件数（主要転職4サイト）は2025年1月末時点で、前月比2.9％減、前年同月比2.8％減の4,839件となった。
サイト別では、dodaが同3.4％減の4,454件、マイナビ転職は同4.0％増の232件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同11.9％増の75件だった。件数が多いdodaの減少が全体に響いた。
■エンジニアの売り手市場が続く
自動運転求人では、技術開発職の案件が引き続き多い。そのほか、自治体に対する実用化支援に関するポジションも目立つ。日本政府が自動運転バスの実用化に向けて積極的な姿勢を示す中、こうした求人は今後増えていきそうだ。
■MaaS：前年同月比19.5％増の759件
「MaaS」の関連求人案件数（主要転職4サイト）は2025年1月末時点で、前月比8.1％減、前年同月比19.5％増の759件だった。
主要転職サイト別では、dodaが同8.8％減の721件、マイナビ転職は同8.7％減の21件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同250.0％増の7件だった。
MaaS関連の求人では、鉄道やタクシーなどを含むさまざまな移動サービスを展開している企業が、アプリ開発を担当するエンジニアを募集しているケースや、日本版ライドシェアが昨年4月に始まったことに伴い、引き続きドライバーを募集しているタクシー会社などもある。
■タクシーの運転手不足に関する状況も分析
自動運転ラボはモビリティ業界に関するトピックとして、求人動向をウオッチし続けている。加えて、タクシー配車アプリの開発状況やタクシードライバーの人材不足に関する状況、カーリース・サブスク、自動車保険、中古車買取の業界動向の分析にも力を入れている。
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【参考】関連記事としては「自動運転求人、前年同月比120.2％増の13,553件！過去最高を更新」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO（Chief Solutions Officer）として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。（登壇情報）
【著書】
・自動運転＆MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方（共著）