日本最大のタクシーアプリ「GO(ゴー)」を利用する際の支払い方法や料金は、どのような仕組みになっているのだろうか。現金払いは可能なのか?詳しく説明する。
タクシー配車サービスで口コミ・評判ともに良いのがGOだ。基本のタクシー配車のほか、指定の時間にタクシーを手配する「AI予約」、混雑時間帯に自動手配する「優先パス」、空港定額サービスなどを展開している。現在46都道府県でサービスを展開中のため、アプリをダウンロードしておけば普段の移動のほか出張先などでも利用価値が高い。
GO
記事の目次
■GOの支払い方法
GOには「GO Pay」という支払い方法がある。GOアプリからの配車による乗車料金の支払いと、アプリ配車ではない流しのタクシーでの乗車料金の支払いで利用できる方法だ。このサービスでは、降車時の車内での支払いとレシートの受け取りが不要になる。
GO Payでは、クレジットカード・d払い・PayPayの3つから選択して登録する。クレジットカードの場合、対応しているのはVisa・Mastercard・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Clubとなっている。
また、車内で現金払いすることも可能だ。ただしその場合は、割引クーポンやキャンペーンなどの利用対象外となることは覚えておこう。
■迎車料金の目安は?
GOを利用してタクシーに乗車すると、メーター運賃のほか迎車料金、アプリ手配料がかかる。
なおメーター運賃ではなく、事前確定運賃を選択することもできる。これは、アプリ上で乗車地から行き先までの走行予定ルートの距離を測り、その距離に応じて乗車前に確定される運賃になる。
迎車料金は各タクシー会社が定めるもので、一部、迎車料金がかからないタクシー会社もある。おおよそであるが、地方で0〜200円、首都圏で300〜500円といった具合だ。迎車料金が必要なエリアであっても、迎車料金を取っていないタクシー会社もある。
迎車料金については、アプリで配車する際に料金詳細「迎車料金とアプリ手数料について」で、その地域をカバーしているタクシー会社の規定料金をあらかじめ確認できるようになっている。
■各種手数料について
アプリ手配料
GOの利用には、アプリ手配料が加算されるが、料金が発生しない地域もある。発生する場合は100円になるが、北海道のニセコエリアのみ900円となっている。
アプリ手配料が発生する地域については、下記を参照いただきたい。また、迎車料金と同様に、アプリの料金詳細「迎車料金とアプリ手数料について」でも確認可能だ。
▼アプリ手配料とはなんですか?|GO Q&A
https://mo-t.my.site.com/go/s/article/3104?language=ja
AI予約手配料
「AI予約」は、最短15分後から7日後までの希望日時を指定し、希望の時間にタクシーを手配できるサービスだ。AI予約にてタクシーを手配する場合の手数料は、370〜980円だ。エリアや需給状況によって変動する。
現在利用可能なのは、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・兵庫・北海道・福岡・宮城・愛知・石川の一部エリアとなっている。
優先パス手配料
「優先パス」は混雑時間帯でタクシーが見つからない場合において、空車車両が見つかり次第、自動手配するというサービスだ。利用の際の手数料は300〜980円で、これもエリアや需給状況によって変動する。
現在利用可能なのは、東京・神奈川・大阪・京都・兵庫・北海道・宮城・千葉・埼玉・愛知・福岡・広島・新潟・石川の一部エリアだ。AI予約、優先パスともに、提供エリアは順次拡大予定のようだ。
こだわり条件指定料
こだわり条件とは、アプリの「今すぐ呼ぶ」でタクシーを呼ぶ際に、指定した条件に合致したタクシーを配車できるサービスだ。手配料は1指定で150円だ。
指定できるサービスは3つある。1つ目は、車両タイプの選択だ。ドアの間口が広く、複数人や大荷物でも乗り降りしやすいJPN TAXIの車両を呼ぶことができる。対象エリアは、東京(東京23区、三鷹市、武蔵野市)だ。
2つ目は、「高機能フィルター(HEPA)つき空気清浄機」または「低濃度オゾン発生装置」を設置している車両を呼ぶことだ。この対象エリアは、東京(東京23区、三鷹市、武蔵野市)となっている。
3つ目はGO優良乗務員が運転する車両を呼ぶことだ。GO優良乗務員とは、GOのユーザーから高い評価を受けているなど、一定の基準を満たす乗務員のことを指す。北海道・東京・千葉・埼玉・神奈川・愛知・大阪・京都・兵庫・福岡の一部エリアでサービス提供を行っている。
空港定額手数料
空港〜職場・自宅の移動が定額運賃で利用できるサービスでは、手配料は条件により異なる。現在、東京都内の対象エリア〜羽田空港・成田空港で展開している。首都高速の利用が原則となり、通行料はユーザー負担となる。
■GOをお得に利用できるクーポン
GOアプリをダウンロードして新規登録した場合、自動で500円分のクーポンが付与される。GO Payで支払いの際に利用可能だ。
また現在、初めてGOアプリを登録し、対象エリアで乗車した場合に限り、3カ月連続で乗車するたびに500円クーポンをプレゼントするという「GOする!キャンペーン」を実施中だ。付与されるクーポンは月間3枚までで、車内決済や流しでのGO Pay利用には使えない。
そのほか、「友達紹介クーポン」もある。GOをまだ利用していない友達にGOを紹介すると友達に2,000円分のクーポンがプレゼントされる。さらにその友達が乗車すると、紹介した人にも2,000円分のクーポンがプレゼントされる。
■GOを活用してお得でスマートな移動を!
GOは便利に利用可能なタクシー配車サービスだが、流しのタクシーと違い、別途手数料がかかることは頭に入れておこう。キャンペーンなどを上手に利用すれば、かなりお得に利用できそうだ。何より空車のタクシーを探す手間が省ける。
現在あまりタクシーを利用していない人でも、あらかじめアプリのダウンロードと登録をしておけば、急な移動や出張、旅行などの際などに重宝しそうだ。
GO
【参考】関連記事としては「GOタクシーアプリの使い方・予約方法は?クーポンはどこで入手できる?」も参照。
タクシー配車大手GO、IPOへ準備中!ライドシェア解禁、逆に追い風に | 自動運転ラボ https://t.co/Owe4wAJqw7 @jidountenlab
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 25, 2023