日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2023年11月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前月比24.6%増の2万8,934件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年11月末時点で、前月比24.6%増、前年同月比8.2%減の2万8,934件だった。
サイト別では、Indeedが前月比33.5%増の2万3,118件、dodaが同2.7%減の4,340件、リクナビNEXTは同2.7%増の1,227件、マイナビ転職が同2.6%減の112件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同9.2%減の59件だった。
■自動運転向けインフラの開発事業で求人
自動運転技術は国が実用化を積極的に推進していることもあり、道路やインフラなどの分野で事業を展開している企業が、実用化を進める上で必要となる自動運転向けインフラの開発事業で求人を出しているケースが徐々に増えている印象だ。
■MaaS:前月比24.6%減の1,538件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年11月末時点で、前月比24.6%減、前年同月比40.7%減の1,538件となった。Indeedの減少が結果に大きく影響した形だ。
主要転職サイト別では、Indeedは前月比40.2%減の738件、dodaが同0.2%増の568件、リクナビNEXTが同3.8%減の204件、マイナビ転職は前月と変わらず10件、ランスタッドも前月と変わらず10件、エン転職は同33.3%増の8件だった。
MaaS関連では、スタートアップやベンチャー企業による新規サービス開発が活発なこともあり、こうした新興企業が事業企画のポジションの求人を出すケースが目立ちつつある。事業企画だけではなく、MaaSアプリなどの開発を担当するエンジニア求人も増えている。
【参考】関連記事としては「自動運転求人は8.9%増、MaaS求人は4.6%増 2023年10月調査」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)