トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市/取締役社長:豊田章男)は2022年5月11日午後、2022年3月期の通期決算(2021年4月〜2022年3月)を発表した。
増収増益となり、営業利益は前期比36.3%増の2兆9,956億円に達し、過去最高を更新した。為替変動の影響や原価低減が進んだことなどにより、日本や北米など全エリアで営業利益が増加した。
営業収益(売上高)は同15.3%増の31兆3,795億円、最終損益は同25.9%増の2兆8,746億円だった。
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■研究開発費は58億円増の1兆1,300億円規模へ
決算説明会の資料では、2023年3月期の研究開発費の見通しも明らかにされた。以下のように、2023年3月期の研究開発費は1兆1,300億円とされた。
2022年3月期実績(1兆1,242億円)から58億円増となる。自動運転や電動化を含む先進技術の研究にさらに力を入れるものとみられる。
決算説明会の質疑応答では、今後のトヨタの付加価値についての質問があり、トヨタ子会社として先行開発領域を担うウーブン・プラネットとともに、ソフトウェアの開発に注力していくことなどが説明された。
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