日本で道路交通法や道路運送車両法の改正が行われ、いよいよ部分的な自動運転機能を日本の公道でも使用することが認められるようになる。ただ自動運転機能の使い方は、今まで誰も自動車学校で習ったことがない。
そう考えると、自動運転機能を適切に使うための新たな免許区分を用意し、学科試験と実技試験をパスして免許を交付した人のみその機能を使えるようにする、という議論も必要になるのだろうか。
こうした議論の必要性を感じさせるのが、これから解禁される自動運転システムはあくまで「レベル3」であることが理由だ。
レベル3では自動運転機能を稼働中も人がいつでも運転を代われる状態でなければならない。そのため、もちろんこうしたルールに関する知識とモラルが運転手には求められる。こうしたことを考えると…
- 既存の「普通免許」の所持者は「追加講習」を受けることで自動運転機能を使えるようにする
- これからの「普通免許」向けの講習では自動運転機能の使用技能に関する内容も含める
…といったルール作りもいずれ議論されるかもしれない。
システムが完全に運転を担う自動運転レベル4(高度運転自動化)以上になれば、クルマに乗る人には特段特別な技能は求められない。ただレベル3では一概にそうも言えないという懸念も少なからずある。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転レベル3の定義や導入状況は?日本・世界の現状まとめ」も参照。
自動運転レベル3の定義や導入状況は?日本・世界の現状まとめ https://t.co/GXqhbmAipw @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 19, 2018