テスラで大儲けの女性投資家、次は「空飛ぶクルマ」に照準?

約3億円の追加買付が明らかに



(左)アーク・インベストCEOのキャシー・ウッド氏=出典:wikipedia commons / Caroline Wood – Own work(CC BY-SA 4.0)https://en.wikipedia.org/wiki/Cathie_Wood#/media/File:Cathie_Wood_ARK_Invest_Photo.jpg/(右)テスラのイーロン・マスクCEO=出典:Dunk / flickr (CC BY-SA 2.0 DEED)

電気垂直離着陸機(eVTOL)、通称「空飛ぶクルマ」の分野で注目を集める米Joby Aviation社。同社の株価は低迷が続き、2025年の最高値からすでに70%以上下落している。

ただ最近、米国の有名投資家キャシー・ウッド氏率いるARK Invest社が、約200万ドル(約3億円)規模の追加買い付けを行っていたことが明らかになり、話題だ。


テスラ社への早期投資で多額の利益を上げたことで知られている同氏の新しい動きをきっかけに、この次世代モビリティの将来性に再びスポットライトが当たっていく可能性もあるのか。

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■Cathie Wood氏の投資方針

キャシー・ウッド氏は、AIやロボティクス、自動運転といった、市場構造を劇的に変える技術革新を目論む企業へ好んで集中投資を行うスタイルで知られている。

短期的な株価の乱高下や業績赤字にはあまり目を向けず、5年から10年先の未来に社会の仕組みを根本から変える可能性のある技術を見極めて買い増すのが、彼女の投資手法の最大の特徴だ。

■まだ先行投資フェーズのJoby

出典:Joby Aviationプレスキット

Joby社は、電動で垂直に離着陸できる機体を開発し、都市部の渋滞回避や移動時間の短縮を目指しているベンチャー企業だ。


米国連邦航空局(FAA)による最終段階の商用運航認証取得に向け、テスト飛行と量産体制の構築を急ピッチで進めており、自動運転や電動モビリティ分野の次なる本命として世界中から熱い視線を集めてきた。

ただ、現在のJoby社は依然として開発先行型のフェーズであり、多額の研究開発費の投入によって多額の資金を必要とする状況が続いている。商用運航を開始して収益化を果たすまでに相当の時間や莫大なコストを要することに対する投資家の不安は拭いきれず、株価は停滞を余儀なくされてきた。

事業拡大に伴うキャッシュフローの悪さが、市場では短期的リスクとも捉えられている。

Joby Aviationの週足チャート=出典:Trading View

■未来を見据えた決断は成功する?

その反面、ARK社は、同社の売上高の見通し上方修正や、着実に前を進んでいる認証プロセスについて、高く評価している。


短期的な業績数値にとらわれず、自動運転タクシーと空の移動が融合する未来の都市交通システムにおいて、同社が不可欠なインフラになると見込んでいる。

リスクを恐れずに挑戦するこの投資家の行動が、しっかりと将来の投資収益につながっていくのか、注目が集まっている。

【参考】関連記事としては「空飛ぶクルマとは?ヘリコプターとの違いは?車じゃない?」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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