中国政府は2019年7月3日までに、自動運転開発に取り組むネット検索大手・百度に対し、北京市内における公道走行実験に関して「T4」のライセンスを付与した。
T4のライセンスは、米自動車技術会(SAE)の自動運転レベル4(高度運転自動化)に相当するレベルでの走行を許可するもの。そのため、どこでも自由に走行できるわけではないが、あらかじめ規定されたエリアでの無人走行が認められる。
現地メディアの報道などによれば、今回のT4ライセンスでは、自動運転の特区とされているYizhuang地区の一部エリアで走行が認められるようだ。
中国政府は現在、T1〜T5までのレベルを設定しており、T1〜T3のライセンスは既に世界の約40社に対して付与している。
【参考】関連記事としては「「自動運転×中国」の最新動向は? 国や企業の取り組み状況まとめ」も参照。