イスラエルのアリルー社、車載イーサネットの保護ツール発表 車載ナビ大手NNGの子会社

安全上の深刻な脆弱性に対処

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アリルー・インフォメーション・テクノロジース社が本社を置くイスラエル

イスラエルのサイバーセキュリティ企業であるアリルー・インフォメーション・テクノロジース社は4月12日、車載ネットワークの安全性確保に向けたセキュリティツール「イーサネット・セキュリティ・ハブ」を発表した。

現在、先進運転支援システム(ADAS)などで大量のデータを処理する必要がある場合、自動運転車やコネクテッドカーには通信規格の一つである「イーサネット」のネットワークを搭載するケースが多い。イーサネットはほかの通信規格よりもデータをより早く送受信できるなどの特徴があるからだ。

今回発表したイーサネット・セキュリティ・ハブは、このイーサネットネットワークのセキュリティツールとなる。アリルー・インフォメーション・テクノロジース社はこれまでにも車のシステムをハッキングやサイバー攻撃から保護する技術を開発し続けてきて、業界で存在感を高めてきた。

アリルー・インフォメーション・テクノロジース社は報道発表で「セキュリティ上のリスクを防ぎ、コネクテッド機能や自動運転システムに関連する安全上の深刻な脆弱性に対処するために開発されています」としている。

アリルー・インフォメーション・テクノロジース社は、車載ナビやソフトウェアの世界的プロバイダーであるハンガリー企業NNGの子会社。NNGがアリルー・インフォメーション・テクノロジース社の買収を発表したのは2016年8月で、来たる自動運転車やコネクテッドカー時代を見据えて動いたものとみられている。

【参考】NNGが発表した「プレスリリース」にも詳しい内容が書かれている。NNGがアリルー・インフォメーション・テクノロジース社を買収した当時の「プレスリリース」も参照を。

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