金沢大学と中部大学、名城大学の3校が、自動運転レベル4に必要な認識技術の開発・研究に挑んでいる。
全く人間が関与せずに運転操作が完結する水準を果たすために、信号機認識や遠距離にある物体の検知、位置推定などの技術の精度などを高め、最終的には自律型の自動運転システムの構築を目指している。
3大学の共同プロジェクトの中で、金沢大学はこれまでの自動運転の研究開発の経験を活かし、研究開発責任者として必要な要素技術の実現や実証実験を担当する。
中部大学はAI(人工知能)技術を活用した画像認識など、名城大学はGNSS(航法衛星システム)とINS(慣性航法装置)を活用した位置推定技術を担当する。
この研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」のプロジェクトとして採択されている。
【参考】関連記事としては「自動運転を研究する日本の大学まとめ 名古屋大学など8大学紹介」も参照。