自動運転バスの開発を手掛ける埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市/学長:内山俊一)は2019年8月1日、自動運転バスの試乗会を開催し、開発状況を説明した。
埼玉工業大学は自動運転の研究組織として「自動運転技術開発センター」を2019年4月に設立し、自動運転バスの開発に力を入れている。この開発プロジェクトは、埼玉県の「埼玉県スマートモビリティ実証補助金」に採択されていることでも知られる。
試乗会で使用した車両は、マイクロバス「リエッセⅡ」に自動運転向けAI(AIPilot / Autoware)を実装したもので、自動運転の目と呼ばれる「LiDAR」やカメラから得た情報を解析・認識し、障害物を回避しながら走行することが可能となっている。
同大学は報道発表で「バス専用レーンや走行規制をした特定のコースだけでなく、市街地の一般公道で走行を目指します」としており、自動運転バスの開発により一層力をいれていく方針を示した。
【参考】関連記事としては「埼玉県、自動運転の実証実験支援へ3団体に補助金 埼玉高速鉄道、埼玉工業大学、ビコー」も参照。