自動運転化で需要爆増!PUX、運転手監視ソフトのライセンス提供開始へ

パナソニックのスピンオフ企業が発表

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出典:PUXプレスリリース

パナソニックの社内ベンチャー制度で設立されたPUX株式会社(本社:大阪府大阪市/代表者:深江秀和)は2019年10月から、DMS(ドライバーモニタリングシステム)向け画像認識ソフトウェア「FaceU for DMS Ver.2.8」のライセンス提供を自動車部品メーカーと自動車用品メーカー向けに開始する。

PUX社は2012年設立。2013年からDMS向けの画像認識ソフトウェアの開発に取り組み、ミドルウェアやアプリケーションソフトウェアの開発と販売、ライセンス事業を手掛けている。2018年には国内外の大手自動車部品メーカーが量産車向けDMSとしてFaceU for DMSを採用し、自動車メーカー3社4車種向けに累計7万台の出荷実績を持つ。

FaceU for DMSは、カメラの画像から人の頭部位置や顔の向き、視線、まぶたの開閉度、眠気などを検出でき、交通事故を減らすため、ドライバーの状態に応じて警告を出すことが可能だ。個人認証もできる。

FaceU for DMS Ver.2.8について同社は「より多くの実環境データに基づき、ロバスト性、認識精度を更に改善しながら、従来版同様の低処理負荷、省メモリーサイズを実現しています」としている。またほかのソフトウェアを併用すると、電話操作や喫煙行為の認識も可能になると説明している。

■自動運転化で需要拡大に期待感

DMSは2020年以降、車の自動運転化の流れを受けて本格普及期に入ると見込まれている。自動運転化が進めばシステムによる人間の監視が不可欠になるためだ。

例えば自動運転レベル3(条件付き運転自動化)では、人はいつでも運転をシステムと代われる状態を維持していなければならず、システム側も人間がそのような状態であるか、常に把握している必要がある。自動運転4〜5レベルの完全無人運転においても必要だ。いまの車で運転手が同乗者の状態に配慮しながらハンドル操作をするように、システム側による同乗者の状態の把握が求められる。

こうした重要の拡大が見込めるDMS。PUX社の事業は今後大きく成功する可能性を秘めていると言える。

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