国交省、「MaaS関連データ検討会」で方向性議論 既に2回開催

連携するデータの範囲や形式などを整理

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国土交通省は「MaaS関連データ検討会」を立ち上げ、既に検討会を2回実施している。MaaSの普及を見据え、MaaSにおいて連携するデータの範囲や形式などについて整理して一定の方向性を示すことが目的だ。

第1回目の検討会は2019年9月19日に開催され、MaaS関連データの範囲や検討すべき事項について話し合われた。具体的な議事ついては「https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/content/001312242.pdf」から確認できる。

例えば「MaaSのアプリ運営でビジネス上の持続可能性があるのはどのようなモデルか」や「MaaSはパートナービジネスが基本にあり、第三者がデータを出せるようにするためには、元々のデータやAPIの状況に配慮が必要ではないか」といった内容に触れられたようだ。

第2回の検討会は10月10日に開催され、民間事業者や自治体からのヒアリングが主な内容だった。具体的な議事については「https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/content/001315819.pdf」から確認できる。

第2回の検討会では「地域で交通に関するデータ生成を推進していくためには、交通事業者だけでなく、自治体等を含めた協力体制構築を促す取組が必要である」といった点や「データ連携の検討には、ビジネス上の観点(運賃以外の収入等)からも交通以外のニーズへの対応も重要」という視点についても触れられた。

MaaS関連データ検討会は今後も定期的に開催されていく見込みだ。

【参考】関連記事としては「MaaS(マース)の基礎知識と完成像を徹底解説&まとめ」も参照。

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